パナソニックがEVに進出！ターゲットは二輪や小型EVのパワートレイン
CESのタイミングでパナソニックがEV向けの「eパワートレイン」プラットフォームを発表。すわ、EVへの進出か！？ と思いがちですが、プラットフォームといっても車台という意味ではなく、モーターやインバーターといったパワートレインのパッケージ販売を意味したもので、シャシーやボディを作るメーカーをお客様とした製品群なのでありました。
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
次世代モビリティ社会を見据え、拡張性に優れた小型EV向け「ePowertrain」プラットフォームを開発 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan https://t.co/61nRmi8VMQ via @panasonic
二輪EV及び超小型EV向けに開発したプラットフォームは、統合小型（Integrated compact）、高効率（High Efficiency）、拡張性（Scalable）に優れた省電力で安全性の高いパワートレインです。プラットフォームは電源システム部（車載充電器、ジャンクションBox、インバータ、DC-DCコンバータ）と駆動部（モータ）で構成されており、車両の大きさや求められる仕様（走行速度やトルクなど）に応じて、基本システムを組み合わせて使用できるので、開発コストの削減や開発リードタイムの短縮にも貢献できます
法規上、衝突安全性を無視できる二輪や小型モビリティであれば、ベンチャー的な参入もあるでしょうし、多様な企業がアプローチできるジャンル。そのカテゴリーにおいて、ベースとなる部分で商売しようというパナソニックの狙いは、いわゆる「鉱山でスコップを売る」ようなビジネスモデルを目指しているのかもしれません。
はたして、このプラットフォームを採用するメーカーは出てくるのでしょうか。個人的には、最小ロットがどのくらいなのか、どの程度のカスタマイズが可能なのかなど気になりますのでありました……。
精進します。
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Source: クルマのミライ
