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「肉が少なくて、スカートが短くて、脚が長いのが良い」というエンジン内部の話

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K-TECHのS2000用オーバーサイズピストンは、高回転対応の軽さも実現したオリジナルデザイン
2017-11-22-15-01-10
ホンダエンジン専門のエンジンビルダーK-TECHエンジンサービスが新製品を開発したということで、ホンダスタイル誌にて取材。ブツの画像はプロフォトグラファーがしっかり撮りましたが、そのときのメモ画像をこちらで公開しておきましょう。製品の概要を手短にいえば「S2000用オーバーサイズピストン(87.25mm)」。すでに純正ではオーバーサイズピストンの供給がないそうで。長く乗っていくためにはエンジン・オーバーホールが必要となるわけですが、その対応を可能としているのがポイント。

といっても、純正相当の単なるオーバーサイズピストンではないのが、このK-TECHカスタマーピストンの特徴。下の画像でも見てわかるようにK-TECHピストン(右側)は純正とはまったく違う設計で、とくにピストンサイドのスカートが短くなっているのは、いかにもフリクションが少ないと感じさせてくれるところ。
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さらにピストンピンの位置も異なっており、2.2リッターのS2000(AP2)が積むF22Cエンジンに使う場合は、F20C用コンロッドを流用することが必要となってくるというのも、単なるオーバーサイズピストンではなく、チューニングピストンである証。F22Cより長いF20Cコンロッドを使うことで連桿比を伸ばし、ピストンの側圧を減らせるのでフリクションを軽減するというのが狙い。高回転まで回るのが美点といえる当時のホンダVTECエンジンが持つキャラをさらに強化することが期待できるわけです。スカートから伸びるコンロッドが長いことは、この画像でもひと目でわかるところでありましょう。
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お値段は税抜き26万円。オーバーホールの作業、ブロックの少々特殊なボーリング・ホーニング作業があるので、全部でいくら掛かるかといえば、そうそう簡単に手を出せる予算感ではありませんが、長く大事に乗っていこうというオーナーには魅力的では? この製品については外販もするそうなので、地元に作業のできるショップがあれば愛車にインストールすることができるわけですし。

というわけで、詳しくは2017年12月20日発売のコチラで、というダイレクトマーケティング(汗)

精進します。
  



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Source: クルマのミライ

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