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トヨタの決算発表、章男社長のコメントから気になる部分を抜き出してみる

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クルマのミライ

非常時こそ企業は成長できる、という強いメッセージに心を揺さぶられる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で世界経済が冷え込んでいます。そんな2020年05月12日、トヨタ自動車は2020年3月期 決算説明会を実施しました。ここでは、その説明会においてトヨタ自動車の豊田章男社長が放ったメッセージから気になる部分を抜きだし、気になった理由を記しておこうと思う次第。リンク先で全文をご確認いただきたいのですが、経済メディアに向けてくぎを刺した次の一文がまずは印象に残ります。今の世の中、「V字回復」ということがもてはやされる傾向があるような気がしております。雇用を犠牲にして、国内でのモノづくりを犠牲にして、いろいろなことを「やめること」によって、個社の業績を回復させる。それが批判されるのではなく、むしろ評価されることが往々にしてあるような気がしてなりません。帳簿上は資産売却などで回復させることもできますし、それは有効な手段とされてきましたが、今回のコロナ危機ともいえる状況において内部留保を持っていることの強さを感じると、豊田章男氏の発言にも重みがあると感じてしまう次第なのでした。 &nbs…
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