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【再掲載】マツダ製6速MTの好フィーリングは製造現場が生み出していた

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※2018年1月末にクローズしたcarview!個人というサービスがあります。そこに過去寄稿した記事を再掲載いたします。原文ママなので掲載時とは多少異なる箇所もありますので、ご留意いただきますようお願い申し上げます。
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2015年のニューモデルとしては、その販売台数に対して、かなりの話題を集めたのではないかと思われるのが、マツダの4代目ロードスター。ND型という型式も、すっかりおなじみとなっていることでしょう。

ロードスター史上、最小排気量となる1496ccのP5型エンジンは、もちろん縦置きでトランスミッションは、新規に6速MTを起こしたというのも驚きでした。グローバル展開するモデルとはいえ、いまどき縦置き用マニュアルトランスミッションを新造して「元が取れるのか」と疑問に感じたものですが、それが愚問だったことに気付かされたのは、マツダの防府工場を見学した際のことでした。

ロードスター用のATは従来通りに外部サプライヤーから調達しているものですが、MTについては内製にこだわっている理由が、その製造工程と関わっているスタッフの声から理解できたのです。

ロードスターのMTは、そのフィーリングにおいて、一度触れた人なら誰しもといえるくらい多くの方から高評価を得ているといいますし、実際に自分も操作してみて、かなり作り込んでいると感じたのですが、生産現場を見るまでは、シフトロッドを太くしたことなどの設計の工夫がフィーリングアップに貢献しているのだろうとイメージしていたものです。

しかし、マツダのトランスミッション工場で、ロードスター用MTの生産工程を見ていると、あのフィーリングを生み出しているのは、設計はもちろん、製造現場の魂が大いに貢献していると感じさせられたのでした。

キーワードは「お客様品質」。

従来、生産現場では設計図通りに作るのが第一。しかし、設計図には公差といって、部品のサイズやクリアランスの許容範囲が示されています。設計図通りに作るというのは、この公差の範囲で”正しく”組み立てるという意味も含みますが、許容範囲のど真ん中で組み立てられた製品と、公差の端はじで組み立てられたものでは、やはり出来に違いがあるわけです。

マツダの生産現場が掲げる「お客様品質」というのは、設計図にある公差をさらに極めて、フィーリングアップになるよう常に工夫するという姿勢を示すスローガンなのでした。

この6速MTは全量をテストスタンドに載せ、熟練した検査員が実際にシフト操作をすることによって検査をしているということ。実際、テストスタンドの様子も見学できましたが、そこではギアチェンジにおける静粛性や確実性といった機能面だけでなく、フィーリング面も加味した性能評価をしているのです。

しかも、ただ検査しているだけではなく、その結果をフィードバック。現在の工業製品ではトレーサビリティによって1基ごとに生産データが管理されていますが、検査によるシフトフィーリングと部品の単品特性をひも付けて、どの要素が、とくにシフトフィール向上につながっているのかを明確にすることで、どこで公差以下に精度を詰めると効果的かを判断しているといいます。しかも、そうしたアップデートは常に行なわれているということですから、同じ設計ながら生産が進むごとに、優れた製品がばらつき少なく生み出されるというわけ。

もちろん、設計公差の範囲内での話なので大幅に違うということではないのでしょうが、フィーリングという面においても、ユーザーのために積み重ねを続けているという生産現場の心意気が生まれるのは、まさに内製だからこそ。MTについて、内製にこだわり理由は、こうした点にもあるのでしょう。

そんなことを、黙々とシフトチェンジを行なう検査員の様子から、しみじみ考えさせられたのでした。

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精進します。
  
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Source: クルマのミライ

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