勝ち方を知っている人、持っている人、それがホンダの浅木泰昭さん！
マクラーレンと3年、2018年からはトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給しているホンダ。なかなか結果が出ない中で、ついにトップチームの一角であるレッドブル・レーシングとパワーユニットの供給について2年契約を結んだとの発表あり。
【Red Bull RacingへのF1パワーユニット供給に合意】
いつもHondaのF1レース活動への熱い応援をありがとうございます。
レッドブル・レーシングへのパワーユニット（PU）供給決定について発表しました。
広報発表：… https://t.co/tkzC5U2Jda
それにしても、16戦中15勝という圧倒的なパフォーマンスを魅せた、いわゆるホンダF1第二期がすごすぎたこともあって、少々の結果を残しても評価されづらいホンダのF1活動。そうとはいえ、ここ数年のリザルトは大手自動車メーカーの活動としては寂しい印象あり。しかし、レッドブルとトロ・ロッソにパワーユニットを供給することになる2019年への期待が高まるのは、F1プロジェクトに浅木さんが関わっているから。
浅木泰昭さん。言わずと知れたホンダF1第二期において活躍されたエンジン・エンジニアであり、その後はN-BOXにはじまる軽自動車「Nシリーズ」の立ち上げにもかかわった方。初代N-BOXやN-ONEの開発責任者も務められておりますが、その際にインタビューさせていただいたこともありました。その際、「軽自動車はレギュレーションが厳しく決まっています。それはモータースポーツと同じです」とサラリと仰られたことが記憶に残るのです。
ホンダの軽自動車といえば、その市場においてはオマケのような存在だったときにN-BOXで市場シェアを倍以上にすると発表したときには、実現不可能なアドバルーンを打ち上げたと感じたのも事実でありますが、ガチガチのレギュレーションで縛られているであろうF1で圧勝した経験からすれば、軽自動車のライバルは恐るるに足らずといったことだったのかもしれません。
この名刺はN-BOXを成功させた後にいただいたものなので、当時とは役職も立場も異なっているのでしょうが、いまホンダF1パワーユニットの開発リーダーを務めているのが浅木さんと聞きます。F1から軽自動車までカバーするのがホンダの四輪事業で、他のブランドにはない幅広さを誇るわけですが、その両極端なプロジェクトで結果を残している浅木さん。プロジェクトの種類にかかわらず勝ち方、成功の仕方を肌で知っているエンジニアであり、さらに”持っている”という印象があるがゆえにレッドブルへのパワーユニット供給が生み出す結果への期待が高まるわけです。もちろん”持っている”というのは運が良いように見えるという意味だけでなく、限られたリソースの選択と集中を判断するセンスを持っているという印象も含めての表現であります、ハイ。
そして、2017年はホンダエンジンで日本人ドライバーがインディ500を、2018年にはトヨタのマシンで日本人ドライバーがル・マンを制している流れを受けて、2019年にはホンダのエンジンがモナコで勝利するというストーリーにも期待してみたり。さすがに日本人ドライバーが勝てるマシンに乗るというのは難しいかもしれませんが……。
トヨタさん TOYOTA GAZOO Racing #ル・マン 24時間レースでの優勝、本当におめでとうございます！我々も負けてられません。これからもお互いに、世界の舞台で「挑戦」していきましょう!!
#トヨタ #おめでとう… https://t.co/HtrGLSgUSN
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精進します。
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Source: クルマのミライ
