クルマのミライ
希少なプラチナの代替となる青色顔料とカーボンを使った電極用触媒東京ビッグサイトで開かれている燃料電池のBtoB展示会「第15回 FC EXPO」の会場をブラブラしてきたのですが、一時期のような燃料電池が絶対解のようなムードはなくなり、再生可能エネルギー社会の中での課題をクリアするための、ひとつの解という位置づけに落ち着いてきたという印象。もともと個人的にはEVとFCVは適材適所で共存するという見方をしているものですから、こうした流れは予想通りの展開といったところであります。そして水素というのは再生可能エネルギーによる発電をストレージするという役割を与えられているというのも実感するところ。京浜臨海部など実際に風力発電によって水素を生み出し、水素サプライチェーンを構築するといった実証実験が始まっていたりもするわけです(http://www.city.yokohama.lg.jp/ondan/press/h27/160314press.pdf)。それもこれも、燃料電池がひとまず実用化・量産化できるというレベルに達したからでありましょう。FCVが異なるメーカーから一応は市販されているのは世界で…
続きを読む>>燃料電池の未来を変える「アジュールエナジー」は東北大学から生まれた技術