フォルクスワーゲンのEV専用プラットフォーム「MEB」はエンジン車と異なり後輪駆動を基本とする
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
VOLKSWAGEN ACCELERATES E-MOBILITY FOR THE MASSES https://t.co/DBlr8LYIhZ
フォルクスワーゲンが発表した電動車両専用プラットフォーム「MEB」について、あらためて画像を眺めていて気付いたことなどをつらつらとメモ的に書き記しておこうと思った次第。
The MEB has two major unique selling propositions. First, it is not a platform for vehicles with combustion engines that has been retroactively modified. Instead it is a modular assembly matrix designed specifically for pure electric cars, which enables Volkswagen to utilize this technology to maximum effect. Second, the vehicle concept and design can be structured in a more flexible way than ever before—the spectrum ranges from compact cars to SUVs and MPVs. This will enable the Group to achieve economies of scale, thereby making electric cars cheaper and more affordable for many people.
2020年までに、この電動車両専用プラットフォーム「MEB」を用いたクルマの10万台販売を目指すというフォルクスワーゲンですが、たしかに電動車両のプラットフォームとして理にかなっていると感じる設計。いまやBEV(バッテリーEV)としては当たり前の設計ではありますが、ホイールベース間のフロアに薄型バッテリーを収めるという設計は、サイズアップに伴って自然とバッテリー搭載量が増えるというわけで、その点で合理的。また実はEVの冷却においてキーとなるパワーコントロールユニット(フォルクスワーゲンの図版ではより一般的な「パワーエレクトロニクス」と書いてある部分)をラジエーターに近いフロントに置いているのも合理的な思想が感じられるところ。そして電動車両において肝となる駆動モーターはリアに置いているというのはユニーク。もし、このモーターが空冷だったりすると初代ビートルのヘリテージを感じさせるもので、将来的にはMEBをベースとしたeビートルなどを想像してしまうのですが、はたして? ちなみに駆動モーターはシングルギアで多段変速は持たないタイプということですから、最高速が250km/hに達することはないように予想されるのですが、どうでしょうか。
レイアウト全体としては、バッテリーから電気をパワーエレクトロニクスに送り、そこからリアアクスルのモーターまで高圧電線がつながっているであろうことを考えると、ケーブルの重量面では不利な設計という気もするわけです。モーターが水冷であれば、クーリング用パイプも伸ばさないといけませんから、そこでの重量増も気になるところ。前段では冗談めかして空冷モーターと書きましたが、現代的な機能を考えると水冷となっているでしょうから。冷却でいえばバッテリーが空冷式なのか水冷式なのかも気になるところ。なお、温度管理を考えるとバッテリーとモーターの冷却系はわける必要があると思うところですが、もし共通化するようなアイデアが盛り込まれていれば前述したパイピングの重量増という問題をクリアできる可能性もあるわけで、そのあたりも気になるポイントであります。
図版で確認できるサスペンション構造が、けっこう凝ったデザインとなっているように見えるのも気になるところ。ステアリングタイロッドが前引きになっているのも好印象であります、エエ。
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精進します。
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Source: クルマのミライ