ロードレースを追いかけること20年以上のフリーライター・佐藤寿宏さんの「寿(ことぶき)通信」をお届け。国内外、レースの様々な現場から届く「寿通信」は、日本人選手の動向を中心にレポート。今回は、日本GP、土曜日のレポートだ。
ポールポジションはドゥカティのドヴィツィオーゾが獲得
MotoGP™日本グランプリ2日目は、一時、雲が広がったものの基本的に青空に恵まれた。MotoGP™クラスは、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾが安定した速さを見せポールポジションを獲得。昨年、ポールポジションを獲得したヨハン・ザルコが2番手、ジャック・ミラーが3番手となりました。タイトル獲得に王手をかけているマルク・マルケスは、フリープラクティス4でトップタイムをマークするもののS字コーナー進入で転倒。1号車が大破してしまったため、Q2には、2号車で臨むことを余儀なくされ6番手と今ひとつ攻めきれなかったようです。ケガもあったとうわさされており、今のところツインリンクもてぎでタイトルを決める可能性は、低くなってきていると言えるでしょう。
日本勢は、中上貴晶がQ1で2番手となりQ2に進出し12番手。中須賀克行は、Q1で転倒を喫してしまい20番手グリッドから追い上げます。Moto2™クラスは、長島哲太が好調をキープ。自己最高位となる予選8番手につけ、決勝は、トップ争いに絡んで欲しいものです。Moto3™クラスでは、真崎一輝が8番手、佐々木歩夢が13番手と、前戦タイラウンドでトップ争いを繰り広げた2人が、上位を狙えそうです。ヤングマシンでも、おなじみの岡崎静夏は、2年前のタイムを超えられないことで焦ってしまったと29番手でした。
文・撮影:佐藤寿宏
Source: WEBヤングマシン