証券会社ニーダム・アンド・カンパニーのアナリスト、ラジュビンドラ・ギル氏が顧客向けの文書で述べたところによれば、モデル3の予約全体に占めるキャンセル率は24%。1年前から2倍のペースに跳ね上がったという。
モデル3の価格は標準装備のベースモデルで3万5000ドル(約393万円)。顧客は払い戻し可能な1000ドルを支払って予約する。ギル氏はモデル3の納車期間を4カ月から1年としており、2020年まで納車されないケースもあり得るとみている。
テスラの広報担当者は、キャンセルが新規予約を上回っているとの見方を否定。ギル氏が言及した納車期間は古い情報に基づくものだと反論した。同社のウェブサイトに現在掲載されている納車期間は1~9カ月。
テスラは今年末までに10万台のモデル3を納車するとしているが、ギル氏はこの目標にも懐疑的だ。同氏によると、達成のためには下期の納車を上期より27%増やさなければならない。納車のペース以前に「そもそもそれだけの需要があるかどうかも疑わしい」という。
テスラの資本構成についても「持続不可能」との認識を示すギル氏は、同社のフリー・キャッシュフローに言及し、20年までに60億ドルを失うと予測した。
2018.07.20 Fri posted at 18:00 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35122788.html
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Source: 新型車情報局