日本経済新聞 2018/4/20 15:40
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29631150Q8A420C1000000/
日産自動車は20日、国内事業の中期計画を発表した。2022年度までにハイブリッド車(HV)を含む
電気自動車(EV)を8車種投入する。現行のEVは「リーフ」など4車種。ラインアップを増やし
販売台数に占めるEVの割合を25年度までに5割超にする考えだ。3月には電動車の世界販売を
22年度までに約6倍の年100万台にする計画を発表していた。
22年度までに新型のEVを3車種、エンジンで発電してモーターだけで駆動する独自技術「eパワー」を
搭載するハイブリッド車(HV)などを5車種を投入する。22年度には国内販売に占めるEV比率は
40%になる見込みだ。
日本事業を統括するダニエレ・スキラッチ副社長は「日本市場は最も進んだ市場になり、安定した利益成長を
可能にする施策でもある」と目標の達成に自信を見せた。
また、カーシェアリングを通じたEVの普及にも乗り出す。18年度末までに拠点を現在の30から500カ所に増やす。
購入までの来店回数は3回未満と00年代の半分以下に減っており、先端技術を体感してもらう
新たな接点が必要だった。電動技術の紹介などに力を入れる体験型の販売店も新設する。
16年度の国内の総販売台数は前年度比3%減の55万7490台で、市場シェアは11%だった。17年9月に
無資格者が新車の完成検査をしていた問題が発覚するなど、17年度も苦戦が続いている。得意とする電動化技術を
切り札に巻き返しを図る。
ルノー・日産連合全体では22年の世界販売で年1400万台ほどを目指し、うち電動車が約30%を占める見通しだ。
続きを読む
Source: 新型車情報局