現在開催中の東京オートサロン2018。会場である幕張メッセで約半年前、昨年の夏に開催された「オートモビルカウンシル2017」の場でマツダが発表したフレグランスのことを覚えておられるだろうか?
香りという見えない価値をデザインする。そんなスローガンに、資生堂とのコラボレーションで生まれたオードパルファム「SOUL of MOTION(ソウル オブ モーション)」。
デザインにこだわりを込めつつ新世代商品を世に送り続けているマツダ。その精神性や、͡魂動デザインの世界観を表現したフレグランスだ。
トップノートでは自動車を象徴する金属感やスピード感をイメージして香りが作られ、ミドルノートでは血の通った生命感や情熱をデザインするために、雄々しさを表現したレザー、華やか差を象徴してローズなどを調合。最終的には凛とした香りや強さを印象づける複雑ながら洗練された品格を持った香り。
またパッケージは、100年近く継承されてきた資生堂書体と言われる書体で「魂動」という文字が描かれ、マツダのスピード感と、資生堂が守り、提案し続けてきた、世紀のエレガンスの競演というこだわりのデザインで構成されている逸品。
プレスカンファレンスに集まったメディアをはじめ、当時この香りに触れた人の多くが、このフレグランスとともにモータリングできる日を夢見たことだろう。
しかしあくまでも、コンセプトとしての発表であり、発売の計画はない、と当時オートモビルカウンシルでは発表され、残念に思ったファンは少なくないことだろう。
それから時は経ち、東京オートサロン2018、マツダブースのミニカーやグッズを購入できるカウンターには再び、この「ソウル オブ モーション」が姿を見せ、ファンの注目を集めた。
値札が付かずにおかれたこのボックスを見て「これほしいんですよね」と口にするファンは多い。しかし、これ、購入することができるのである。東京オートサロン2018の会場で、昨年発表のマツダと資生堂のコラボレーションで生まれた「ソウル オブ モーション」が購入できるのである。
これは事前の情報でも発表されず、筆者も会場で初めて知ったことだった。そもそもこの商品が発売されたアナウンスも大々的にはされていないようだった。
マツダブースで話を聞くと「当初発売はしないとの方針でしたが、大変にお客様からのお問合せ、ご要望が多かったために昨年秋に販売することといたしました。その際に、ボトルはイメージを踏襲しつつプラスチックを使用したものに変更としております。1150本限定で残りは500本ほどでしょうか」とのこと。
香りは記憶を呼び起こす。そして憧れに思いを馳せるものである。いわば精神のグランドツーリングに誘うもの。昨年夏、オートモビルカウンシルの場で香りをテストさせていただいた際に、魅了された一人でもある筆者は、貴重な一本の購入することにした。同装されたパンフレットによれば2017年10月よりWebで申し込みを受け付けていたとのこと。
会場で販売される本数などは明らかにされなかったものの、値札が付かずに(少なくとも筆者購入時)販売される幻のフレグランス、一本15,000円。今年のクルマ好きにとっての年初めの祭典、東京オートサロンのお土産にはなかなか良いチョイスではないだろうか。いずれにせよ入手希望の方はお早目のご購入をお勧めする。
(中込健太郎)
【関連記事】
【オートモビル カウンシル2016】マツダと資生堂がコラボレーションしてフレグランスが誕生! その香りは?
https://clicccar.com/2016/08/07/391391/
【関連リンク】
資生堂とのコラボレーションにより生まれたフレグランス「SOUL of MOTION」が、iFデザイン賞のパッケージ部門金賞を受賞
http://blog.mazda.com/archive/20170314_01.html
「SOUL of MOTION」WEB SITE
http://www.mazda.co.jp/beadriver/design/design_gallery/fragrance/
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Source: clicccar.comクリッカー