座間工場の一部跡地を有効活用し運用されている「日産ヘリテージコレクション」。内部にはレストア工房も備え、展示車両を随時入れ替えながら、およそ300台というコレクションを公開しています。
そんな膨大なコレクションのなかには、メインストリームを歩むことのなかったモデルも多く含まれ、一周も二周も経た現在の目線で見ると新鮮に映るアーカイブもまた多くあるのもまた、魅力のひとつです。
1959年にスカイラインシリーズ加わったのがワゴンモデルの「スカイウェイ」。商用ユースでありながらもスカイラインらしいプレミアム感もあわせ持っていた異端児でした。展示されていたのは2ドアモデルでしたが、後席にドアをもうひとつ加えた1-2ドア仕様や、なんとピックアップ仕様もあったそうです。
かつてあったクロスオーバー以降、久しく車型が追加になっていない現状のスカイラインからすると、国民の注目度の差を感じてしまいます。
モデルチェンジの変遷を追うだけでなく、こうした亜流のモデルにも寄り道をしていくと、見学時間がいくらあっても足りなくなるのがこのコレクションホールの困ったところです。
(写真:井上 誠 文:Kaizee)
【関連リンク】
日産ヘリテージコレクション|見学のご案内
http://nissan-heritage-collection.com/TOUR/
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Source: clicccar.comクリッカー