商品企画がグローバル化していくなかで、日本オリエンテッドなモデルが成立しなくなって久しいですが、高級セダンに対する強い憧れや、何としてでも手に入れてやろうという購買力を持つギラギラしたオジサマが社会を回していた時代があったことも忘れてはいけません。
1965年、セドリックから派生して生まれたフラッグシップセダンがプレジデントでした。上級グレードには4リッターV8を載せブイブイいわせていました。
また当時、関税撤廃の追い風で拡販を目論むフォード車に対抗するためニッポンのオヂ様に寄り添ったギミックを多数投入していました。パワステ(国産初)やリモコンミラー、リヤクーラー、無段変速ワイパーなど現代に通じる快適装備を備えていた「技術の日産」のショーケースでした。
このヘリテージコレクション、残念ながら夏休み中はほぼ満席状態のようです。満空状況は随時更新されているので家族や友人と予定を合わせて申し込んでみましょう。
(写真:井上 誠 文:Kaizee)
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日産ヘリテージコレクション|見学のご案内
http://nissan-heritage-collection.com/TOUR/
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Source: clicccar.comクリッカー