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あと8年? トヨタは2025年頃に全ラインナップに電動を設定

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トヨタが「2025年頃までには全車種を電動専用車もしくは電動グレード設定」を公式に宣言
「EVシフト」という、いかにもすべてが電気自動車に変わってしまいそうなフレーズで、クルマの電動化についてのあれこれが喧しい昨今でありますが、電動化の中にはピュアEVからマイルドハイブリッドまで様々なやり方が含まれているのでありました。そして、ストロングハイブリッドというカテゴリーにおいては圧倒的トップランナーのトヨタ自動車が、満を持してなのか電動化についてのロードマップを発表。その内容は次のようになっております。

具体的な内容は下記のとおりです。

車両電動化全般
2030年に、グローバル販売台数における電動車を550万台以上、ゼロエミッション車であるEV・FCVは、合わせて100万台以上を目指す。
2025年頃までに、HV・PHV・EV・FCVといった電動専用車およびHV・PHV・EVなどの電動グレード設定車の拡大により、グローバルで販売する全車種を、電動専用車もしくは電動グレード設定車とする。これにより、エンジン車のみの車種はゼロとなる
EV・FCV
EVは、2020年以降、中国を皮切りに導入を加速し、2020年代前半には、グローバルで10車種以上に拡大する。(中国に加え、日本・インド・米国・欧州に順次導入)
FCVは、2020年代に乗用車・商用車の商品ラインアップを拡充する。
HV・PHV
HVは、トヨタハイブリッドシステム(THSⅡ)を高性能化するとともに、ハイパワー型、簡易型など多様なハイブリッドシステムを開発し、お客様の様々なニーズに合わせて商品ラインアップを拡充する。
PHVは、2020年代に商品ラインアップを拡充する。

ポイントは、全ラインナップでの電動化宣言と、簡易型ハイブリッドについてのアナウンスの2点でしょうか。電動グレード設定車を設定するということは、同一モデルにおいてハイブリッドとコンベのエンジン車を共存させるという意味(現行モデルでいうと各種のミニバンやヴィッツのようなイメージでしょうか)ですからエンジン車がゼロになるという話ではないのは注意したいところ。

もっとも電動グレードを必ず設定するということは、パッソ級の価格帯でも電動化を可能にするという意思が見えますし、なによりランクルのような耐久性が求められる車種でも電動化を展開するというのは、ハードルを超える目処が立ったと捉えるべきでしょう。なにしろ、8年以内に実施するということは、モデルサイクルを考えると、中にはマイナーチェンジでも追加することもあるでしょうから。

そうなると48V ISGという欧州メーカー&サプライヤーの仕掛けるトレンドから生まれている部品を利用するといったことも考えられるわけです。もっとも、トヨタのマイルドハイブリッドといえば、ずいぶん前にクラウンに搭載したこともありましたから、仮にISG系のハイブリッドを設定したとしても、それが初というわけではないのですが。
IMG_7498
もうひとつ簡易型ハイブリッドとして考えられるのはワンモーター+多段トランスミッションによるシステム。ホンダ・フィットなどの燃費データを眺めていると、Bセグメント以下であればワンモーターのほうがコストとエフィシェンシー性能においてバランスが良さそうでもありますし。

そうなると、あらためて注目したいのは、第45回 東京モーターショーにてアイシンが展示していたワンモーター+8速ATからなる電動ユニット(上の画像)で、これにシンプルなエンジンと最低限のニッケル水素バッテリーを組み合わせたハイブリッドグレードの設定というのは、トヨタのロードマップからしてあり得そうな印象でありますが、さて?

ちなみに、日本向けのラインナップで電動グレードが未設定なクルマ(乗用車)を思いつく限り書き並べておくと、スペイド/ポルテ、タンク/ルーミー、パッソ、アリオン/プレミオ、アベンシス、ランドクルーザー、FJクルーザー、86、そしてOEMの軽自動車とことでしょうか。抜けがあっても悪しからずであります(汗)

精進します。
  



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Source: クルマのミライ

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