いよいよ、ゴールデンウイーク! 心も体もアウトドアモードになってきますよネ。GWのキャンプのイベントでお勧めしたいのが、潮干狩りです。ちょうどアサリが旬を迎え、身がふっくらして美味しい時期なので、我が家ではちょくちょく千葉県へ「潮干狩り&キャンプ」に出かけていました。
海のアウトドアの潮干狩りとオートキャンプはとても相性が良いので、紹介したいと思います。
首都圏の潮干狩りといえば千葉県木更津が盛んです。潮干狩り会場の海は、不思議なくらい潮が引き、見渡す限り一面の干潟。ゴミやニオイ等もなく、綺麗な環境です。子どもたちは即座にアウトドアモードに切り替わり、熊手と網を手に、我先にと掘り始めます。
間もなく「ほらー、こんなに大きいアサリ~!」「ここ、宝の山だ。いっぱいいるヨ!」「わー、カニだ、カニがいた~!」と歓声があがり、そのうち「小さいのは逃がす!」「ちょっと誰もいないところで掘ってくる!」「カニを10匹捕まえる!」など、思い思いの行動に移るのが面白いですネ。
そういえば近くにいたカップルの女性が「ほらー、こんなにたくさん~」といって、2割くらい入った網を嬉しそうに彼氏に見せていました。仲睦まじく素敵なシーンだなぁと思っていたら、横でかみさんが「あら、甘いわね!」と呟きながら、てんこ盛りのアサリの山から大きいのだけをせっせと選別しておりました。おぉっ、母は強し……
とれたアサリは干潟の砂をいっぱい含んでいるので、塩抜きには3時間以上かけて、料理を始める前に塩抜きを完了させたいところ。そこで筆者は、クルマに大きめのビニール袋とクーラーBOXを用意して、アサリと海水を一緒に入れています。
つまり潮干狩り会場の出発時から、アサリの塩抜きを始めてしまうのです。料理を始めるまでのロスタイムも少なくてすみますヨ。
我が家は「▢▢狩り」や「◇◇食べ放題」が大好きなので、潮干狩りのアサリも限界まで採取します。大人2kg・子ども1kgまで持って帰れるので、家族5人で合計7kgのアサリをゲットしていました。到底、一度で食べきれる量ではありません。そこでキャンプ場区画のご近所さんで希望する方々に、砂抜きしたアサリを配ったところ、とても喜ばれました。それでもさばききれず、いつも大層な量をお土産として持ち帰っております。
「潮干狩り&キャンプ」の定番料理は、トマトソースとアサリがたっぷり入ったスパゲティのボンゴレロッソとアサリの酒蒸し。取れたてのアサリは、身がプリプリして本当に美味しいですし、とにかくアサリが食べ放題状態なので、貝殻がみるみるうちに貝塚のように積まれていきます。アサリのほかにも、ハマグリ等も取れるので、醤油やバターで味付けした焼き貝も楽しめます。疲れてぐっすり眠った翌朝は、アサリのお味噌汁がこれまた美味しい訳デス。
このように「潮干狩り&キャンプ」なら、日中は海のアウトドアとして潮干狩りを楽しみ、キャンプ場への移動中にアサリの砂を抜いて、夜はキャンプ場でアサリの食べ放題と、大いに春のアウトドアを満喫できます。
ちなみに潮干狩りは、干潮の時しかできないので、可能な日時が決まっています。潮干狩りのサイトにある「潮見表」に詳しく載っているので、事前に確認しておくと良いと思います。
(星崎俊浩)
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Source: clicccar.comクリッカー