道路を照らすためではなく、自車を目立たせ周囲にアピールするために、はやめにヘッドライトを点灯しよう! というソーシャルムーブメントが『おもいやりライト』です。
2010年から始まったこの活動、もちろん2018年度も続きます。というわけで、4月25日夜。横浜・みなとみらい地区にあるシェアスペース「BUKATSUDO」にて今年度のキックオフイベントが開催されました。
そもそも「おもいやりライト」というのは、視界の悪くなる雨の日や、日の入り30分前の薄暮時に交通事故が多いことに着目。事故を減らすためにはクルマ同士、また歩行者などもクルマの存在を認知しやすくすることが効果的ではないか、ということから、はやめのヘッドライト点灯を呼びかける運動として始まっています。
これまで、様々な活動をしてきましたが、2018年度のテーマは「原点回帰」。キックオフイベントでは、毎月10日を「点灯の日」として、呼びかけアクションを”楽しんでやっていこう”と宣言されました。
黄色の服などをまとうサムシングイエローがユニフォームとなっている「おもいやりライト」運動ですが、もっと楽しむために点灯を呼びかけるのにふさわしいコスプレをして楽しんじゃおう、というのも新提案のひとつ。
かつて街灯がガス灯だった時代、街灯を点けて回ったランプライターという職業があったといいます。そのコスプレはまさしく「おもいやりライト」の活動にピッタリでは? はたまた、点灯を呼びかけるパネルをカンペに見立て、テレビ番組のAD(アシスタントディレクター)風コスプレになってみたり、点灯≒点火というつながりからオリンピックの聖火リレーをイメージさせるコスプレをしてみたり、と楽しむことが具体的には提案されました。
たしかに、真面目にヘッドライトの早期点灯をアピールするのでは、ヘッドライトを点けていないドライバーからは上から目線で注意されているようにも見えてしまいます。
だからこそコスプレなどで「おもいやりライト」活動をする方が楽しむことで、ドライバーも気持ちよくヘッドライトをオンにできるし、コミュニケーションもとりやすくなるはず。誰だって事故を起こしたいわけではありません。交通事故防止というとルールの厳格化、自動運転技術の普及といった要素を思い浮かべてしまいますが、誰でもすぐにできるのが「おもいやりライト」というわけです。
さっそく、次の「点灯の日」となる5月10日にはイベントが予定されています。横浜・みなとみらい さくら通り(ランドマークプラザ前)にて新・点灯呼びかけアクションを実施、時間は17:30~18:30頃となっています。(詳細は公式WEBサイトにてチェック!)
どんな活動をするのかイメージがわかないという人は、長崎でおもいやりライト活動をしている有志が製作した「おもいやりライトの心得」ムービーを見て予習しましょう。キックオフイベントでも大好評だった、このムービーをみれば、あなたも「おもいやりライト」活動がしたくなることウケアイです。
(山本晋也)
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