2018年4月29日、東京サマーランドでモンキーミーティングが開催された。そこでメディア向けのモンキー125試作車体験会も行われ、本誌は色々な角度から取材を実施。今回は大小モンキーの比較をお伝えする。
大きくなってもモンキーに見える訳は?
先日アップした解説でも触れたが、125になってもモンキーの台形シルエットを崩さないようホイールベースをグロムより45mm短くしたという新型モンキー125。本誌がモンキー125を「デカ猿」と表現したのは、一目でモンキーと分かるシルエットを維持しつつも異様に大きく見えるところにあり、その秘密が寸法の設定にあるのは間違いないだろう。大きくなったことは乗ってみるとメリットの方が間違いなく多いが、多少残念な面もあるというのは試乗記事で書いた通り。ここではその大きさを写真や数字で分かりやすくお伝えするため、単純に横並び比較してみた。
価格とシート高は約1.2倍、性能は約3倍
写真だけでなく数字でも大小の違いを調べてみると差が小さいのがシート高で、50の660mmが125では775mmと117%アップに留まった。その次に差が小さいのが価格でSTD比では118%となっている。それに対して差が大きいのがエンジン性能で、新型の最大トルクは314%アップ、最高出力は276%アップと約3倍に。もちろん性能アップは排気量が約2.5倍になっているからでさらに排気量と価格が必ずしも正比例する訳ではなく、あくまでも単純な比較となる。自動車が安全性能を確保するために大きくなっているのと同じように、モンキーも時代の変化の中で生き延びるために大型化するのは必要な選択だったのだ。
撮影:真弓悟史
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Source: WEBヤングマシン