トヨタはバッテリーパックとBCUをセット販売する算段では?
トヨタとパナソニックが自動車用のバッテリーについて協業の検討を開始を発表。タイミング的に欧州メーカーが仕掛ける「EVシフト」への対応という見方もしがちですが、おそらく慌てて進めた話ではないのでしょう。そのあたり、4年前に佐吉記念館を案内したというエピソードで暗示していると思うわけです。そもそも「EVシフト」といっても欧州メーカーの言い分では、そこに48Vのマイルドハイブリッドまで含めるわけで、アクアの価格でストロングハイブリッドを量産できるトヨタには追いついていないと思えるわけです、技術的な面では。もちろん、ストロングハイブリッドは電動車から外して、しかし48Vのマイルドハイブリッドは電動車に含めるといった政治的動きはあるかもしれません。それにしても、EVシフトに対応するためにエンジニアリングで慌てる必要はないわけです。ただし、中国で進むNEV(ニューエネルギービークル)法の対応においては、対応するための時間は限られているわけですが……。
昨日トヨタとパナソニックが協業の検討を発表しましたが、そのポイントは?ということで、関心がある方はこちらをどうぞ。 – トヨタとパナソニックがEV用バッテリーで協業を検討のポイントは電池形状にあり https://t.co/FJp7u7vhKT
そもそも、すでにプリウスの一部グレードに搭載しているリチウムイオンバッテリーは基本的にパナソニック製であります。これまで内製だった部品を外注するというわけではありません。これが、もう少し規模感の異なる電池メーカーとの協業でパナソニックとの縁を切るというのであれば、違う感想も出てきますが、今回の協業についての発表は両社の関係を強固にして、お互いにリスクを分散するという意味合いが強いと思えるわけです。
もしかすると、トヨタが使っているリチウムイオンバッテリーをデファクト化して、BCU(バッテリー制御ユニット)とのセット販売を考えているのかもしれません。EVにおける最高出力を決めるのはモーターではなくバッテリー。バッテリーパックとBCUを外販するということは、エンジンを供給するような影響力を持てますから。少なくとも、トヨタが最大株主として設立したEVのリサーチ会社に関わる各企業は、この協業によって生まれるバッテリーを使うことになるでしょうし……。
精進します。
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Source: クルマのミライ