インバーターの冷却用に、独立したラジエーターが用意されているという事実から見えてくるものは……
先日のマイナーチェンジにより追加された日産セレナe-POWER。1.2リッターエンジンを使ったシリーズハイブリッドで、タイヤ駆動は100%電気モーターによるというのがウリ。そして電気駆動というと意外にも熱対策が重要であることを再確認したので、思わずパチリとしたのが、この画像。
こちら、配管から想像するにインバーターの冷却システムのラジエーター・リザーブタンク。もうひとつ、エンジン用のラジエーター・リザーブタンクもあるので、セレナe-POWERのエンジンルームには2つのリザーブタンクがあるというわけ。たしかにエンジン用に比べると、インバーター冷却用のリザーブタンクは小さめですが、それにしてもこの冷却系はエンジンを持たないピュアEVにおいても必要になるわけで、電気自動車にはラジエーターが不要になるというのは空冷でまかなえる低出力に限った話で、実際にはインバーターやモーター、それに設計よってはバッテリーを冷やすためのラジエーターは必要になってくるのでありました。某テスラにしてもラジエーターグリルがないような意匠にしていますが、実際にはナンバープレートの下あたりにグリルを置いて、その奥にラジエーターを鎮座させておりますし。
それにしても、こうして2つの冷却系が必要となっても、ラジエーターグリスのデザインを変えずに済むというのは、これまた意外な点。もっともマイルドハイブリッドとはいえ、ほぼコンベのガソリンエンジン車といえるセレナ(2.0リッターエンジン+CVT)の出力に見合った冷却系に十分な開口部があるのならば、e-POWERの冷却に足りるのは、その出力や効率を考えれば当然の話かもしれません。どちらかといえば、ラジエーターやコンデンサーなどの配置と配管のレイアウトを量産ラインで成立させる知恵の輪的な工夫のほうが大事だったかも(汗)
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精進します。
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Source: クルマのミライ