以前お伝えしたように、福島県浪江町で外灯に中古バッテリーを活用すると発表した日産自動車。さらに、日産は住友商事との合弁会社であるフォーアールエナジー株式会社が手がける使用済みバッテリーの再製品化技術により、リーフの再生バッテリーを新たに有償交換プログラムとしてサービスを開始すると発表しました。
今回は24kWhの再生バッテリーが30万円で提供され、今後その他の再生バッテリーについてもラインアップ拡充を図るとしています。なお、新品バッテリーの有償交換は24kWh:65万円、30kWh:80万円、40kWh:82万円。
新型リーフも気になるけれど、まだ先代リーフで十分という方は気になるはず。24kWhの再生バッテリーが30万円というのは新品バッテリーの有償交換が65万円ということですから半額以下ですむわけです。
また、再生バッテリーがどれくらいのポテンシャルがあるのかも気になります。再生バッテリーは、リチウムイオンバッテリーの容量計でいうと、10セグメント/12セグメントだそうです。新品バッテリーは12セグメント/12セグメント。
なお、この価格には工賃は含まれず、販売会社により異なるそうですが、目安としては数万円だそう。具体的なサービス開始時期は、ゴールデンウィーク以降が目処とのこと。問い合わせなどは、お近くの日産自動車の販売店で対応してくれるそうです。
日産自動車は、使用済みバッテリーの2次利用により低価格でのバッテリー交換を実現し、ユーザーに新たな選択肢を提供できるとしています。
EV市場の拡大により、今後使用済みバッテリーのさらなる台数増が見込まれる中、日産自動車は再生バッテリーを活用し、EVのさらなる普及とCO2削減に取り組んでいくと表明しています。
(塚田勝弘)
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https://clicccar.com/2018/03/28/572547/
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Source: clicccar.comクリッカー