2018年3月1日に発売したZ900RSカフェに早速試乗することができた。昨年12月9日に記事にしたSTDと比べてハンドルが低くシート高が2cmアップしている追加仕様だが、実車に触れてみるとどうだろうか? 当WEB執筆メンバー「いち」のインプレをお届けしよう。
ありふれたバイクが特別な存在感を獲得
Z900RSカフェのインプレは基本的にSTDと同じと言っていい。ただし、それなりに大きな違いもある。筆者はSTDに乗って非常に気に入ったが、あえて誉め言葉としてゼファーの産みの親が語った「だたのありふれたバイク」という言葉を引用した。そして、Z900RSカフェは「ありふれたバイク」から「ちょっと特別なバイク」になったという印象で、そういった気分的な高揚感がカフェを選ぶ理由になるだろう。スワローハンドルのような鳥の翼状のパイプハンドルのコックピットや、ビキニカウルとシングルシート風のスタイルが走らせていても置いて眺めていてもテンションを高めてくれる。それらは装備面の乗って感じる変化よりも大きな違いだ。
価格差も小さく好みで選べばOK
Z900RSカフェは135万円で、火の玉カラーSTDとの差額は+2万1600円、ブラックSTDだと+5万4000円の違いとなる。カフェの方が気に入ったとして、装備の違いと特別感を考慮すれば出してもいい金額だろう。ライディングポジションが多少前傾していて遠出でSTDよりも疲労するだろうが、価格の違い程度の少しの差でしかないという印象だ。それでいて、見た目の印象は明らかに華やかになるのでZ1スタイルにこだわらないライダーならむしろカフェの方がお買い得と言えるかも知れない。
編集部員が2018新型Z900RSをインプレ記事はこちらへ
2018新型Z900RSカフェが135万円で発売記事はこちらへ
Source: WEBヤングマシン