シボレーカマロ コンバーチブルは電動ソフトトップを持つオープンカーです。コンバーチブル(Convertible)とは、「コンバート(Convert:変換)できる」の意を持つ、米流のオープンカーの呼び方。つまり、オープンにすることもできるクルマということで、クローズドスタイル、オープンスタイルどちらも楽しめるクルマのことです。ロードスターはオープンスタイルが基本でクローズドにすることもできるクルマのことです。(男限定、以下“男限定”の注釈がつく項目については、男同士の会話でのみ使って下さい。女性にクルマの詳しいことを話しても嫌われるだけです。もちろん、クルマ大好きな方は別ですよ)
さて、オープンカーで彼女を迎えに行くとき、待ち合わせ場所まではクローズド状態で行きます。なぜって……それは髪の毛が乱れるからです。待ち合わせ場所に着いたらすかさずオープンにします。カマロ コンバーチブルは時速30マイル(約48km/h)までなら、走行中でも開閉が可能。その時間はわずか20秒です(男限定)。
これはオープンカーであることをアピールすることももちろんですが、オープン状態のほうが乗り降りが楽だからです。シートポジションの低いクルマに女性を乗せるときは気を遣いますが、オープンになっていると乗降性はかなり向上します。
さて、助手席に彼女を乗せたら、ゆっくりと走り出します。走りだしながらクローズド状態にもっていくのがポイントです。だってかっこいいじゃないですか、手動のソフトトップでも慣れれば可能ですが、複雑に作動する電動ソフトトップが走りながら閉まる様はじつにかっこいいものです。一番最初に彼女を乗せるときはまずはクローズド状態を楽しみます。カマロ コンバーチブルはクローズド状態ならけっこう静粛性も高いので、会話をするときはクローズドです。
オープン状態で走るなら、車内の温度管理にも気をつけたいもの。カマロ コンバーチブルの場合は、しっかりとヒーターが効くエアコンとシートヒーターに助けられて快適な室内を実現しています。ただし、太ももの上面はちょっと冷たい風が当たるので薄手のブランケットを用意してあげるとスマートです。トップをオープンにしてもサイドウインドウを上げておけば風の巻き込みはかなり抑えられます。オープンで走るときは彼女の意見を聞きながら、ウインドウの上げ下げを考えましょう。いつでも気遣いを忘れないこと、それがなによりも大切なんです。
現在日本に導入されているシボレーカマロは、275馬力の2リットルDOHC4気筒ターボエンジンを搭載するクーペのカマロLT RSとコンバーチブル、そして453馬力の6.2リットルOHVを搭載するカマロSSが存在します。(男限定)
試乗車に載っていた2リットルエンジンは現代的なフィーリングを持っています。アクセルを床まで踏み込むと、軽快に回転が上昇し3000回転あたりからはとくに力強くなりターボらしいフィーリングを見せます。組み合わされる8速のATも上質でつながりもよく快適です。(男限定)
フロントがストラット、リヤがマルチリンクのサスペションはよく動き、快適な乗り心地を与えてくれます。ホイールベースが2810mmと2ドアモデルでありながら長い設定となっているので、落ち着いた動きとなるのです。長いホイールベースによく動くサスが与えられたため、コーナリング性能も安定したグリップ感を示してくれます。(男限定)
アメリカンスポーツというと、直線番長でコーナリングを楽しめない……という印象を持っている方がいまだにいますが、じつはそんなことはないのです。カマロもそうした都市伝説とは無縁はハンドリングも楽しめるファンなクルマに仕上げられています。
今回は撮影のためにモデルの石原あつ美さんに一緒に乗ってもらったわけだけど、このプロセスに沿って乗ってもらったら、もうバッチリ楽しんでもらうことができました。撮影でいろいろなクルマに乗っている石原あつ美さんだけど、このクルマのよさはすぐにわかってもらえたみたいです。やっぱりデートにはクルマが必須。撮影後も、ボクらが楽しい時間を過ごせたことは秘密です。
(文:諸星陽一/モデル:石原あつ美/ヘア&メイク:中田愛美/写真:ダン・アオキ)
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Source: clicccar.comクリッカー