クルマのミライ
目指したのは「用の美」という新型フィット。開発姿勢は大きく変わった いろいろあって、ようやく発売された新型フィットに試乗する機会がありました。今回のフルモデルチェンジで用意されたのは、1.3リッターエンジン+CVTのガソリン車と、1.5リッターエンジン+2モーター+リチウムイオン電池の「e:HEV」と名付けられたハイブリッド車。姿かたちではパワートレインの差別化はほとんどしていないのですが、これが乗ってみるとかなりキャラが違っていて驚いた、というのがこちらの動画のテーマ。さらに驚いたのは、開発全般のコスト管理を仕切ったというエンジニアの方に「今回は、エンジンにはお金を使わず、シートなど人が心地よいと感じる部分にコストをかけました」と聞いたとき。開発のスタンスとして次のような一節が紹介されました。フィットは今まで、他の同じサイズのクルマより、1ミリメートルでも広く、1秒でも速く、1キロメートルでも燃費がいいことを追い求めてきました。でも、新しいフィットは、数…
続きを読む>>燃費にこだわらない、速さも求めない。ひと中心の「心地よさ」が開発のキーワード