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●国産エンジン初の2L直6OHCエンジンが奏でる乾いたサウンドも聞ける! 2006年に発足し日産のラリーカーやレーシングカーなどをレストアし、走行できるようにしている「日産名車再生クラブ」。2019年に再生したのがプリンス・グロリアスーパー6のレース仕様車。 ここではパワートレイン系の再生にまつわる苦労話を紹介します。 レストアされたプリンス・グロリア スーパー6のフロントスタイル エンジンのレストアを担当したカワイさんによると、エンジン内部はオイルで真っ黒でラジエターなどの冷却系はサビていたそうです。ウォータジャケットもサビサビ、ウォーターポンプはメカニカルシールを止めているスナップリングも消えてなくなっているほどで、夏はエアコンの壊れた部屋で部品をみんなで磨いたそうです。 エンジンを担当したクラブ員 プリンスのG7型エンジンは、量産エンジンにも関わらずワイヤーロックを使っているのを見たときに航空機メーカーの心意気を感じたそうです。 シリンダーヘッドもメンテナンスを行い、ようやくやっとエンジンが完成頃に台風が直撃し、試走ができなかったそうです。そして富士スピードウェイでの試走前に走行…
続きを読む>>プリンス・グロリアスーパー6に搭載されているG7型エンジンに航空機メーカーの心意気を見た!【名車再生裏話・パワートレイン編】