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2014年に登場した初代は48万台を販売したベストセラーモデル。ヒット作のモデルチェンジは失敗が多いと言われる中、試行錯誤を重ねてたどり着いたという新型のデザインの意図はどこにあるのか。担当デザイナーの長田氏に話を聞きました。 ■「先代を見ながら」ではダメ 「緩さ」や「遊び」を広げるのは違うと仕切り直したスクエアなボディ ── まず始めに、新型のデザインテーマには「タフで力強いスタイル」とありますが、そもそも先代から大きく舵を切ったのはなぜですか? 「先代は2014年の発売ですが、その時からはアウトドアのテイスト自体に変化が起きています。たとばカフェにアウトドア・ショップが併設されていたり、ウェアや腕時計などのファッションも含めて、アウトドアの表現が日常に溶け込んでいるんですね。そうした機能的なカッコよさのアイテムのひとつとして新型を捉え直したわけです」 ── 先代の魅力は、本格四駆風のスタイルの中にあった「遊び」や「緩さ」でした。クロスビーが好例ですが、そこをさらに強調する考えはなかったのですか? 「当初はそこを狙って、ポップで明るいイメージをより打ち出す方向でスケッチを描いていまし…
続きを読む>>変化や差別化を進めてもキャラクター性は堅持する。新型ハスラーの力強くタフなデザインとは?