スポンサーリンク

駆動モーターからレアアースを減らすことの意義はコストか持続性か

スポンサーリンク

クルマの電動化、モーターとバッテリーの生産を維持するためには、どうすればいい? という話
IMG_3289
トヨタが省ネオジム磁石を開発、まだラボレベルということですがメディア向けの発表会を実施。事前予想的には、自社開発をアピールすることで株価などにつなげる、いわゆるアナリスト向けの発表だと勝手に予想していたのですが、さにあらず。海外メディア、国内メディアに向けた新技術アピールがメインだったのでありました。

とはいえ、聞けばトヨタ内で磁石を自社生産するつもりはないようで、あくまでもパテントを押さえた状態で生産は磁石メーカー(サプライヤー)に任せるという立場のよう。それについても自社関連だけにとどまらず、家電などにも利用してほしいというスタンスなのでありました。

実用化ではなく、ラボレベル(もちろんパテント取得済みなので公開できる情報ですが)ながら、この段階でメディアにアピールするというのは、他社にもこの技術を利用してもらうことでネオジムというレアアースを大事に使っていこうという意思の現れだと感じるところ。レアアース、レアメタルの類は一社だけが使用量を減らしても他社が使ってしまっては供給が滞るわけで、足並みを揃えるとまでは言わなくとも、グローバル的に「大事に使っていく」マインドを高めるしかなく、そのためには使用量を抑制できる技術をオープンにすることは必要なわけです。

もちろん、パテント料で稼ぐという面もあるでしょうが、トヨタの売上を考えるとパテント料が大きな収益源になるとも思えません。おそらく、そのモチベーションは、駆動モーターのコストダウンよりも電動車両の安定供給を可能とするための”仲間づくり”が可能になるような魅力的な技術を示すことにあるのだろう、と感じた次第であります、ハイ。

ネオジム磁石に関する発表ということしか示されていなかった発表会前に「ネオジムの量を減らしても熱減磁に強い磁石が作れましたという話でしょ」と予想はしていましたが、その手法が段階的に導かれていた(過去に特許取得済み)というのは、自身のウォッチ不足を恥じる次第であります(汗)

—————–
精進します。
  
//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js


(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

人気ブログランキング
amzn_assoc_ad_type =”responsive_search_widget”; amzn_assoc_tracking_id =”blogduogate04-22″; amzn_assoc_marketplace =”amazon”; amzn_assoc_region =”JP”; amzn_assoc_placement =””; amzn_assoc_search_type = “search_widget”;amzn_assoc_width =”auto”; amzn_assoc_height =”auto”; amzn_assoc_default_search_category =””; amzn_assoc_default_search_key =””;amzn_assoc_theme =”light”; amzn_assoc_bg_color =”FFFFFF”; //z-fe.amazon-adsystem.com/widgets/q?ServiceVersion=20070822&Operation=GetScript&ID=OneJS&WS=1&Marketplace=JP//platform.twitter.com/widgets.js

Source: クルマのミライ

スポンサーリンク
スポンサーリンク