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世界GP王者・原田哲也のバイクトーク Vol.13 「コンマ数秒の“欲”に負けるな」

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WEBヤングマシン

1993年、デビューイヤーにいきなり世界GP250チャンピオンを獲得した原田哲也さん。虎視眈々とチャンスを狙い、ここぞという時に勝負を仕掛ける鋭い走りから「クールデビル」と呼ばれ、たびたび上位争いを繰り広げた。’02年に現役を引退し、今はツーリングやオフロードラン、ホビーレースなど幅広くバイクを楽しんでいる。そんな原田さんのWEBヤングマシン連載は、バイクやレースに関するあれこれを大いに語るWEBコラム。第13回目は、マルケスの凄さで思い返す1998年、そしてMotoEやフランスでの岡田忠之さんとのツーリングを語る。 TEXT:Go TAKAHASHI あの時、わずかにパーシャル時間が長くなった MotoGPは第9戦ドイツGPを終え、次のチェコGPまで約1ヶ月のサマーブレイクに入りました。ポイント争いでは首位のマルク・マルケスが2番手アンドレア・ドヴィツィオーゾに58点差をつけ、盤石の体制です。 マルケスがすごいのは、勝てないレースでもきっちりと2位につけてポイントを稼ぐこと。例えばマーベリック・ビニャーレスが勝ったオランダGPも、決して無理をして追いかけることはしませんでした。しっか…
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