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すべては求めるタイムのために自らの手で愛機を進化させ続ける
オーナーはサーキット派プライベーター
クルマは自分の思うように触りたい。そんな想いからほとんどのパーツはすべて自分の手で取り付けているという赤崎さん。HKSのスーパーチャージャーも自らの手で装備。内装はもちろんのことエアロの取り付けから塗装まで自分でこなす。
「自分はクルマをイジることも好きなので、購入したパーツは自分で取り付けるようにしています。ショップに持ち込んでやってもらったのはECUの現車合わせだけですね。それ以外は自分でやりました」
サスペンションはオーリンズの車高調を選択して、ハイパコのスプリングをセットする。足回りに関しては色々と試してみた結果、自分の求める走りにベストマッチしたオーリンズに辿り着いた。イジるだけでなく、走ることも大好きな赤崎さんは月に2、3回はサーキットを走行する。
「メインは鈴鹿サーキットの本コースですが、鈴鹿ツインサーキットや美浜サーキット、そしてスパ西浦モーターパークなどの、近場のミニサーキットも走りますね」
現在、鈴鹿の本コースでのタイムは2分40秒台だが、年内には40秒を切りたいと考えている。
「86でも速い人は30秒を切りますが、現在の目標は30秒台に入れることです。速い人たちの仲間入りはしたいですが、自分が納得がいくタイムが出すことを積み重ねていくっことですよね。鈴鹿サーキット以外も好きですよ、特に鈴鹿ツインサーキットのフルコースは直線も長く楽しめますよね。自分はジムカーナ的な動きより、ストレートが長く思いきりアクセルを踏むような走りのほうが好きですね」
そう言いながら、赤崎さんはタイムを出すためにマシンをイジる。タイヤやホイールについてもそう。今回は撮影のために、ボルクレーシングTE37SLに275/35-18サイズを装着しているが、サーキットを走る際はZE40に換えて、タイヤも295/30-18に換えると言う。
FRP製のオーバーフェンダーも、サーキット用ホイールが10J+40とワイドなので、微妙にはみ出てしまうのを補うために取り付けているのだ。
クルマを走らせながら、そのほとんどを自らの手によって変更しながら試行錯誤して辿り着いたのが現在の仕様。クルマを仕上げる過程では、幾度となくサーキットでのタイムアタックを重ねてきた。この先のタイムの追求に関しては「自分の腕次第ですね」と笑顔で語ってくれたのも印象的だった。
スペック
■エンジン:FA20改 HKS GTスーパーチャージャーキット、フューエルアップグレードキット、フラッシュエディター(SA浜松スペック)、スーパーエキゾーストシステム
■ドライブトレイン:ORC ライトクラッチ/TRD LSD/クスコ ミッションマウントカラー
■サスペンション:オーリンズ 車高調/ハイパコ スプリング(F12kg/mm R14kg/mm)/TRD フロントストラットタワーバー、メンバーブレース/クスコ リヤメンバーカラー、デフサポートバー
■ブレーキ:エンドレス M4キャリパーキット(F)、S2キャリパーキット(R)、MX72パッド
■ホイール:ボルクレーシングTE37SL(9.5J×18+45)
■タイヤ:ファルケン アゼニス(275/35-18)
■インテリア:レカロ TS-G、SR-6/IRP クイックシフト/サイバーストーク メーターリング他
■エクステリア:バリス フロントスポイラーARISING I、サイドステップARISING II、リヤアンダースポイラー/サード スワンネックGTウイング
エンジンにはHKSのGTスーパーチャージャーをDIYで装着。フラッシュエディターでの現車セッティングさえプロに依頼すれば、他は自分で取り付けられることで選択した。オイルクーラーは左右のフェンダーに2基掛けで取り付けている点にも注目だ。
外装で一番のお気に入りはディフューザーから見たリヤビュー。エアロは高校2年生の息子さんのチョイスしたもので、サードのスワンネックGTウイング以外はバリス製で統一している。ディフューザーは加工して取り付けたもので、所々にオリジナル加工がされているのも赤崎さんならでは。
レカロシートやクイックシフターなどが装着された内装。これらはサーキット走行に必要なものとして装備。特にクイックシフターは海外製でラリーシフトのようにストロークが短くレバーが長いものをチョイス。軽量化に関しては一切行っていないとのこと。
「以前は前期の86に乗っていましたが、1年前に後期に乗り換えました。この86以外にAE86も持っています。とにかく自分の目標とするタイムを今年中に出せるように頑張りたいと思います」
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Source: clicccar.comクリッカー