名車2000GTを忠実に再現した完全オリジナルカーで気軽なオールドスタイルを提供!!
設立してから34年を迎えるというロッキーオート。箱スカやケンメリにRBエンジンを載せ、快適でトラブル無く、そして速く。現行車感覚でだれでも扱える旧車を製作、コンプリートカー販売したことでその名を高め、新たな旧車ブームの火付け役となった。
そんなロッキーオート代表の渡辺さんは、トヨタ自動車の設計部に3年ほど在籍した後に独立。中古車販売店を立ち上げ、当時のハイソカーブームに乗ったりもしたが、徐々に旧車・ビンテージカーの専業店へと変遷していった。
現在では愛知県岡崎市に3店舗を展開、多くの販売車両を抱え車両製作にも積極的だ。そんなロッキーオートが創出したカスタムコンプリートが、制作に数億円かけたというトヨタ2000GTのレプリカにして完全オリジナルカーのロッキー3000GTだ。
製作に当たってはトヨタ2000GTのオリジナルボディからディメンションをデータ化。専用に製作されたフレームにオリジナルのボディを架装。ガラス類、灯火類、モール類、エンブレムなどの小物まで、忠実に再現したオリジナルパーツで組み上げられ登録される。もちろん、ホイールは純正品のデザインをを踏襲して製作したもの。そのルックスは、近くで見ても誰もがあの名車トヨタ2000GTと疑わないほどのものだ。
さらに、心臓部から快適装備、安全装備まで現代の交通&道路事情に合わせたメカニズムを織り込むことで、誰でもイージードライブが味わえる。
オリジナルフレームに使用されるアーム類やブレーキ関係は現在でも流通するトヨタ純正なのでメンテナンスもイージー。
ちなみに、このロッキー3000GTは、エンジンは基本が2JZでミッションは4ATが標準(オプションで5MTの選択も可能)でオートエアコンやパワーウインドウ、チルトステアリングまで装備する。
快適に走れる現代版2000GTを目指し、完璧に製作されているのは理由がある。当時入手できなかった夢のマシンを手に入れたいと願っても、マニュアルの気難しい旧車を乗りこなす自信がない…そんな年配のユーザーでも安心して、自信をもって乗れるクルマに仕上げたかったからだ。
ロッキーオートは、旧車の世界観に夢を載せてユーザーに届けることを目指して現在までつき進んできたのだ。
ディメンションを実車からデータ化し、忠実に再現されたレプリカなので、ボディ形状・サイズは、ほぼ2000GTと同じ。優美なスタイリングは当時憧れだった2000GTそのものだ。開発にあたっては、ウインドウからモール類、樹脂パーツなど、ほぼすべてのパーツを専用に製作、アフターケアにも対応する。蛇足だが、多くのパーツは、オリジナル(ホンモノ)の2000GTの補修にも使えるらしい。車両価格2000万円をオーバーするがそれ以上の価値があるハズ。
エンジンは標準装備で2JZ(GE)が搭載される。ミッションはATが基本だがマニュアルを製作することも可能。タコ足やマフラーもボディ形状に合わせて専用に設計されたもの。上品なサウンドを奏でる。
両側のサイドパネルも再現されてクリーナーとバッテリーが納まるのはオリジナルと同じ。こうした部分にもこだわって製作されている。車名こそロッキー3000GTだが名車の雰囲気は120%再現される。
インテリアもウォールナット風の仕上げが施され7連メーターもスミス製で再現されて当時の雰囲気そのまま。反面、パワーステアリングはもちろん、オートチルトも装備して乗降もしやすい。もちろんオートエアコンも備わる。リヤハッチもボタンひとつでオート開閉。
テールレンズやサイドマーカー(前期仕様)も忠実に再現されてオリジナルで製作している。すべてのパーツをイチから作り上げているのだから生産コストもハンパない。トータルで50台が生産目標だ。
ロッキーオート渡辺さん
「純正が使えるところは利用したかったけど、細かいパーツに関してまでほとんどのモノを型から製作したから大変だったね。それでも徹頭徹尾こだわったから完成度には自信があるよ。このクルマ、車両価格だけを聞くと高いと感じるだろうけれど、それだけの内容で仕上げてあることも見てもらいたいですね」
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Source: clicccar.comクリッカー