2.5リッター4気筒ハイブリッド、全長5mに迫るFFサルーンの需要はありや
個人的には、いまだ「日本名:ウインダム」というフレーズが頭の片隅に浮かんでしまうレクサスESが、ついに日本市場に登場。2.5リッター4気筒エンジンのハイブリッドシステムを積んだ、大柄なFFサルーンというキャラクターは、いかにもアメリカ&中国市場にマッチしそうではありますが、過去に日本ではメインストリームになるほどの規模感があった記憶のないカテゴリでありまして、いくらカムリが好調とはいえ、グローバルでの見込みほど順調に行くかどうか気になるところであります。ちなみに、カムリとレクサスESを比べると全長はもちろん、ホイールベースも異なるのです、意外かもしれませんが。
レクサスES ボディ寸法
全長:4,975mm(4,910)
全幅:1,865mm(1,840)
全高:1,445mm(1,445)
ホイールベース:2,870mm(2,825)
※()内はカムリの数値
もはやプレミアムサルーンであっても駆動方式にこだわるユーザーはいない、という見方もあるでしょうが、実際問題としてFFでプレミアムを謳ったモデルで日本市場での成功例というと三菱ディアマンテ以外は思い浮かばないというのも正直なところ。ディアマンテにしても税制改正による2.5リッターブームと、車両自体の割安感というのがセールスにつながったという記憶がありますし。その点においては、車両価格が580万円~698万円というレクサスESにリーズナブルという印象は受けないわけです。いや、クルマというハードウェアとしては価格以上の価値があったとしても、伝統を含めたブランド力としてクラウンと同等の価値を見出すユーザーがどれほどいるのだろう? と考えると少々の疑問。逆に価格が上昇してしまったレクサスLSの受け皿としてであれば価格やサイズ感のバランスとしては良いところを突いているという見方もできるかもしれません。その意味では「ちょっと高級なクラウン」というポジションにより細分化したヒエラルキーを支えていた法人需要のマジェスタの後継(クラウンより上で、LSよりは下のポジション)としての評価はあるやも、と思ってみたり。
もっとも、グレード構成からすると個人ユースをメインにしているようですし、デジタルアウターミラーのオプション設定は、イノベーターをターゲットにしている部分もありそうな気がしないでもないわけで……。個人的には、世界初採用という「スウィングバルブショックアブソーバー(ショックアブソーバーのオイル流路に非着座式のバルブを設け、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる)」のパフォーマンスやメカニズムに興味津々なレクサスESであります。
山本晋也 【Yamamotosinya】@Ysplanning
LEXUS、新型「ES」を発売 | LEXUS | トヨタグローバルニュースルーム https://t.co/HwYh6mQujW
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
amzn_assoc_ad_type =”responsive_search_widget”; amzn_assoc_tracking_id =”blogduogate04-22″; amzn_assoc_marketplace =”amazon”; amzn_assoc_region =”JP”; amzn_assoc_placement =””; amzn_assoc_search_type = “search_widget”;amzn_assoc_width =”auto”; amzn_assoc_height =”auto”; amzn_assoc_default_search_category =””; amzn_assoc_default_search_key =””;amzn_assoc_theme =”light”; amzn_assoc_bg_color =”FFFFFF”;
Source: クルマのミライ