かつてトヨタが販売していた、2ドアスポーツクーペ「セリカ」と「MR-2」の復活が現実味を帯びてきました。トヨタのチーフエンジニア・甲斐氏が米「Road & Track」誌のインタビューで言及したようです。
インタビューで同氏は、「スープラを復活させたので、次はセリカとMR-2だ」と語ったようです。トヨタは2017年に「セリカ」の商標登録を完了しているほか、以前にはこの3台を「ザ・スリー・ブラザース」と呼んでおり、かなり実現の可能性が高いと思われます。
そこで、新型の予想CGを制作しました。「86」をベースに、より攻撃的、レーシーに仕上げました。フロントは現トヨタの流れをくむ大型グリルに、左右の張り出したフロントフェンダー一体型スカートが迫力感をアップ。
また、ライトも3連レンズを縦型デザインにしてシャープな印象を持たせました。サイドもプリウスなどに用いられたキャラクターラインをより派手に、F/Rフェンダーにはボリューム感を与えワイド感を強調。またアンダースカート部分は大きくえぐった吸気口がポイントとなっています。
予想されるパワートレインは、1.8リットルから2.4リットルの直列4気筒水平対向ターボエンジンで、最高出力は250ps程度となるはずです。スープラの発売が押しており、「セリカ」復活が実現するとしても、2020年以降となる見通しです。
また新型「セリカ」は、1986年の「GT-Four」のように4WDを想定しているとも語っています。さらに「86」がスバルとのパートナーシップから誕生したように、販売価格を抑える専用のパフォーマンスカーを生産するために、プラットフォームをはじめ多くのコンポーネントを共有するモデルが必要といいます。
ならば、「86」とプラットフォームを共有するか、BMWと再タッグとなるか興味が持たれるところです。
(APOLLO)
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Source: clicccar.comクリッカー