8月22日東京国際フォーラムで「WRC 世界ラリー選手権 日本ラウンド招致準備委員会」の活動経過報告会が開催された。
WRC(世界ラリー選手権)日本ラウンド招致準備委員会は2018年1月に設立が発表され、今回は設立後から現時点までの経過報告が行われた。
ローカルプロモーター(株)サンズ坂井正治氏/高橋浩司両氏から、6月にWRCプロモーターとの契約が終了し、イベントの主催クラブとなるTMSCより日本のASNとなるJAFを経由して7月末にFIAカレンダー申請を行い、12月のワールドモーターカウンシルの際に正式に開催が確定となるとの報告があった。
大会名称は「ラリージャパン」を引き継ぐこととなった。
気になる開催日程だが、現在3つの日程を申請している。
1.11月14日〜17日
2.11月7日〜10日
3.9月12日〜15日
日本では例年秋にF1(2019年は10月13日決勝)、WEC(10月・11月で調整中)、モトGPと世界選手権が目白押し状態なので、11月の開催を最優先に希望しているが、他イベントとの兼ね合いもあり一筋縄ではないとの予想から予備を複数申請しているとのこと。ただ、9月20日〜22日にはラリー北海道が開催されるため、可能なら9月は避けたいところだ。
ラリーの拠点となるサービスパークを始め、ラリー開催の拠点となるHQ(ヘッドクォーター)等は愛・地球博開催跡地となる「モリコロパーク」を検討している。ここには1周5kmのサイクリングロードがあり、SSSとして使用できれば他に類を見ない集約された会場となる。
また今回招致活動PRのため、モータースポーツを愛する4名の著名人によってWRC招致応援団が結成された。
メンバーは、元フィギュアスケートオリンピアン(世界選手権2位)でTOYOTAGAZ86レースに参戦中の「小塚孝彦」氏、元SKE48のタレントで現在TGRラリーチャレンジにコドライバーとして参戦中の「梅本まどか」氏、J-SPORTでラリー番組を担当するWRCの顔「栗田佳織」氏、フリーアナウンサーでCOTY(日本カー・オブ・ザ・イヤー)選考委員の「安藤弘樹」氏の4名。
日本でのWRC開催は2004年に北海道(十勝)で開催され、地元にラリーは根付いたが、2008年に道央に開催地が移動、同時期に相次いだ日本メーカーの撤退などもあり、2010年を最後に開催が休止されていた。
今回はプロモーターとの契約では2019年から4年間との契約とのこと。新城ラリー開催開始から10年、中京圏に育ったラリーの芽が花開くのは間もなくだ。
(川崎BASE)
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Source: clicccar.comクリッカー