東京・お台場で開催された「モータースポーツジャパン2018 フェスティバル イン お台場」。スーパーGTなどで活躍するドライバーの登場や、トークショー、レース車も展示され、会場には多くの方が訪れていました。前回に引き続き、矢田部明子がリポートします!
NISSANブースでは、モチュールオーテックGT-Rが展示してありました。写真は、2013年に柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組がドライブしたGT-Rで、エンジンはV型8気筒・3.4リッターのVRH34Bを搭載しています。4月7日に岡山で開幕したスーパーGTにも、もちろんGT-Rは登場しています。GT500クラスには4台のGT-Rが参戦、GT300クラスには2018年型の「NISSAN GT-R NISMO GT3」が新たに登場しています。
またNISSANブースでは、日産自動車大学校の生徒も登場しました。将来整備士として働いたり、実際にレースのピットでスタッフの一員として働くかもしれない彼らが挑戦したのは、マシンのタイヤ交換。プロのドライバーに混じったチームに分かれ、どちらが早くタイヤ交換が出来るか?というもの。
熱いバトルに、会場からは「がんばれー!」という声援が聞こえました。ほかにはクイズに答えると景品がもらえるクイズラリーも大人気でした!
Mercedes‐Benzブースには、サーキットを走るために生まれた「メルセデスAMG GT」をベースに、公道走行可能な「メルセデスAMG GTR」が展示してありました。数々のレースで輝かしい成績を残してきたAMG GT3の技術を惜しみなく搭載されています。
ダイナミックで美しいエアロフォルムはまさに芸術的です。コックピットも、ドライバーのストレスを軽減するべく身体にしっかりフィットするフォルムになっています。
実際にレースで走行している車が購入出来るというのはロマンがあって良いですよね。
レースを支えるのはマシンだけではありません!早く走るためにはタイヤも重要です!横浜タイヤには沢山のタイヤが展示してありました。
プレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB V552」や、競技用スポーツタイヤ「ADVAN A050」。ほかには、昨年ヒストリックカー向けに復刻発売した「ADVAN HF Type D」が展示され実際にタイヤを触って、タイヤの違いを確かめている人もいらっしゃいました。
広報部 宣伝グループ 末次さんにお話を聞くと「サーキットでの過酷なレースは、よりよいタイヤを作るために欠かせない情報を入手出来ます。これからも、車が安全に早く走れるように研究し、商品開発をしていきたいと思います」との事でした。沢山の人に支えられ、レースは成り立っているんですね。
レーシングマシンは2018年より開催され、同社がワンメイクサプライヤーを務める「FIAワールドツーリングカーカップ(WTCR)」などで使用されるホンダ「シビック タイプR TCR」、歴史的マシンとして1971年から1989年まで開催された「富士グランチャンピオンシリーズ」に参戦した「ADVAN」装着車両を展示していました。写真は、富士グランチャンピオン参戦車両です!
モータースポーツジャパンお馴染みとなったダカールラリーに参戦する「日野レンジャーレーシングトラック」によるデモラン。今年は1月のダカールラリーに参戦した2018年モデルが登場しました。
タイヤが私の身長位あり、あまりの大きさに唖然。普段、街中で見かけるトラックと比べて、レース仕様になっているので雰囲気が違います。実際に、シートに座る事が出来たのですが、そこから見える景色は格別です。
前編と後編にわたり、お届けしてきたモータースポーツジャパンの様子。いかがだったでしょうか? 今年で10回目を迎え、さらに沢山の方にモータースポーツの魅力を知ってほしいという思いから楽しいイベントが毎年目白押しです。今年参加できなかったという方は、ぜひ来年は参加してみて下さい!
(矢田部明子)
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Source: clicccar.comクリッカー