スウェーデンのトラックメーカー・スカニア社の新型モデル試乗会に来てみました。「どうぞ乗ってください」と広報担当さんは言うのですが、さて困った。
何しろ相手は全高3750mmの巨体。運転席ははるか上方です。どうやって乗ればいいのでしょうか?
戸惑っていたらスカニア・ジャパンの方が教えてくれましたので、紹介しますね。まずはドア下部についているノブを引いて開けます。
続いて目線の高さ、左側にある長いグリップバーをしっかり握ります。フロントタイヤ前方にあるステップに足をかけ、右手はインパネ右端にあるグリップをつかみます。
あとは全3段のステップをタタタッと登りながら状態を運転席に預けて、搭乗完了となります。
なお、運転席位置は思っているより高いです。高所恐怖症の記者は、ステップ3段目で地面を見たとき軽く足がすくみました。
さて乗り込み自体はこのように簡単なのですが……もとい、実はこのスカニア社製トラックは「ある工夫」で乗降がイージーになっているのでした。
と言うのも通常、運転席へのステップは上下に垂直に並べられることがほとんどで、いわばハシゴ形状です。
これだと両手に体重を預けることになり、乗降が大変。
しかしスカニア社のトラックではこのステップが、1番下が外側で、2段めはやや車体内側、3段めはさらに内側にセットされる階段形状です。
これによって自然な乗降が可能となっているのでした。ドライバーに優しい!
北欧製品って、ユーザーのことを考えた、人のぬくもりを感じられるものが多いイメージがありますよね。大型トラックも例外ではありませんでしたよ。
(写真・動画・文/ウナ丼)
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https://clicccar.com/2018/04/15/579284/
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Source: clicccar.comクリッカー