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■官能的な不整脈 「能ある鷹は爪隠す」じゃないけど、本気を出せば凄いのに、普段はそれを隠しているのが最近の超高性能車のおもしろいところ。アウディRS Q3スポーツバックだってそうだ。 アウディRS Q3スポーツバック 走行モードセレクターを「RSモード」にすれば、その瞬間に排気音が大きく鋭くなって猛獣に変身する。その時の野太い排気音はなかなかのもので、思わず表情が緩んでしまうほど。 そのうえ電子制御サスペンション装着車であれば足の動きも引き締まって、走りがシャープになる。 ある夏の日 しかしながら、普段は音も静かで、乗り心地も快適。こうして彼女とデートしていたって、乗り心地の不満は何も出ない。そんな二面性に、日常使いのスポーツカーとして助けられている部分は多い。 今回の“彼女”です それにしても、アウディの5気筒ターボエンジンは不思議だ。官能的なのだ。ちょっと不整脈っぽい音、回転が高まるときの脈打つ鼓動、レスポンスの鋭さと高回転のパンチ力。 運転好きを刺激するスポーツユニットとして文句の付け所がない。 構造的には、アウディR8やランボルギーニ・ウラカンが使っている排気量5.0LのV10…
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