高速フルラップ事故で大破した電気自動車が燃えた原因は電池にあるや?
テスラ車死亡事故、オートパイロット機能が作動中 https://t.co/QefzIncGvK
まずは、亡くなったドライバーにお悔やみ申し上げます。
テスラの市販車が、アメリカのハイウェイにて起こした事故が2つの意味で注目を集めております。
ひとつは同社が「オートパイロット」と呼ぶ自動運転中の事故だったこと。もうひとつは、車体が大破し、バッテリーが燃えてしまっていること。まずは、このまったくベクトルの異なる2つの問題を切り分けないと、この事故についての議論にもならないと思うわけです。
まず「オートパイロット」が作動中に起きた事故ということですが、テスラが市販車に載せている機能は自動運転レベルでいうとレベル2であり、あくまで運転支援システム。報道されている範囲で想像するに、追従(もしくは目標速度)クルーズコントロールが機能している状態で、ステアリングアシストのみがキャンセルになったのにドライバーが(居眠りか、突然意識を失ったかで)気付かずに高速ノーブレーキで、中央分離帯のちょうど端部分に衝突したというのが事故のストーリーでは? そういう意味では自動運転による事故ではなく、レベル2の運転支援システムにおいてドライバーが介在しない状態で事故が起きたという当然の話で、システムの不備などをあれこそ言うのはナンセンスと思うわけです。もちろん、これをきっかけにドライバーの居眠りなどを監視するシステム(すでに開発されています・リンク先はpdf)の標準装備化を進めるなどの対応が進む可能性はありますが、いずれにしても電気自動車とは関係のない自動運転技術の進化過程における事故といえそう。
そして、車体正面からコンクリートの塊にぶつかるというハードクラッシュになったためにバッテリーセルが剥き出しになってしまい火を出してしまったというのは、まさに電気自動車ならではのアクシデント。かつて、GMのプラグインハイブリッド「VOLT」においてクラッシュテスト後に発火したという事象があり、電動車両のバッテリーパックについては高いレベルの強度が求められることは電気自動車の開発においてはコモンセンスのはずですが、今回はクラッシュの速度域が非常に高く、バッテリーパックを大きく破壊した模様。ほかに火元があってバッテリーに点火したというよりも、衝撃によって破壊されたリチウムイオン電池が発火したと考えるほうが妥当でしょうか。ボディの破損状況からすると車両火災が起きなくとも乗員は命を失っていたかもしれませんが、エネルギーの塊といえるバッテリーでありますから、火が出てしまったのは電気自動車の設計としては要改善といえましょうか。
ここまでは自動運転、電気自動車の課題を露わにしたポイントですが、自動車として考えたときに気になるのが、このフロント大破の仕方。正直、いまどきの衝撃吸収ボディの設計としてどうかと思うのが自動車ファンではないでしょうか。フロントをクラッシャブルゾーンとして活用、ほぼ潰してしまうような設計は否定もしなければ、むしろウェルカムといえますが、ダッシュパネル(バルクヘッド)まで脱落しているのは、いまどきのボディ設計としてはおおいに疑問だったりするのは自分だけではないでしょう。もちろん、衝突速度次第では納得の破損となるかもしれませんけれど……。
Tesla Goes Bankrupt
Palo Alto, California, April 1, 2018 — Despite intense efforts to raise money, including a las… https://t.co/tXEEdimumA
それはそうと、苦笑(汗)
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精進します。
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Source: クルマのミライ