2018年初めのデトロイトモーターショーでプロトタイプが発表され、その後約3か月後となるニューヨーク国際自動車ショーにおいて、アキュラの市販仕様「RDX」が披露されました。
アメリカで設計、開発、生産されるRDXは、新型で3代目を数え、BMW X3などがライバルのミドルサイズSUV。エンジンは2.0Lの直噴VTECターボを搭載し、パドルシフト付の10ATが組み合わされるのがトピックス。
駆動方式はレジェンドにも搭載されているSH-AWDで、トルクベクタリングによりシャープなハンドリングレスポンスを実現するとしています。後輪へ最大70%のトルクを分配することが可能で、さらにそのトルクの100%を左右輪に配分することで高い旋回性能を獲得。
インテリアは、16ウェイの電動調整式スポーツシートによる快適性の高さに加えて、ワイドなパノラマルーフによる高い開放感が特徴です。さらに、NSXに影響を受けたというハイデッキのフロアコンソールには、スノー、コンフォート、ノーマル、スポーツというドライブモードスイッチを用意。タッチパッドを含む新世代のユーザーインターフェイスも配置され、ナビや音楽などの操作性も向上しているそうです。
安全装備はもちろんフル装備で、前方衝突警告、車線逸脱警告、衝突回避警告、レーンキープアシストを備えたアダプティブクルーズコントロール(ACC)などを用意。
仕様は19インチタイヤを履くノーマルモデルのほか、20インチタイヤを履く「A-Spec」というスポーティグレードも設定されています。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)
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Source: clicccar.comクリッカー