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2018新型PCX/PCX150は車体を強化

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2010年にデビューして以来、ベストセラーのPCXシリーズ。2014年型の刷新を経て2018年型で第3世代へ進化する。新型は、外観を新しくするとともにエンジンは排ガス規制に対応しつつパワーアップ。さらにフレームやホイール、サスまで改良し150にはABS仕様を新設定した。

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目次

4年ぶりのフルモデルチェンジ

2018年3月18日、ホンダが新型PCX/150を国内で正式発表した。そのリリースには「フルモデルチェンジ」と記載されており、今回の変更がマシン全体に及ぶことが示されている。すぐ分かるのはその外観で、2017年10月の東京モーターショーで発表されたEV&ハイブリッド版のスタイルと同じものとなった。エンジンはスクーター用の「eSP(イーエズピー)」を一部変更して、中高回転域の出力を向上、同時に平成28年排ガス規制にも対応した。車体はフレームをアンダーボーンタイプからダブルクレードル構造に変更し、タイヤのサイズアップやリヤサスのストロークアップも実施している。尚、150のABSはフロントのみが作動するタイプとなる。装備面ではスマートキーと電源ソケットを採用するなど充実の内容となった。

【HONDA PCX/PCX150/ABS 2018年型国内仕様 価格:34万2360円/37万3680円/39万5280円 発売日:4月6日(125)/4月20日(150)】写真は150ABS。カラーリング125と150&ABS共通で、上からキャンディラスターレッド、ポセイドンブラックメタリック、パールジャスミンホワイト、ブライトブロンズメタリックの4色。価格は従来型から1万円強のアップに留めており、ABS仕様は150STDの2万1600円高となる。

新旧比較

写真はPCX(125)で比較。従来モデルのイメージを踏襲しつつ同じ部分が全くない新型。エンジンスペックなども変化している。尚、150のABS仕様の車重はSTDと同じとなっている。

PCX/PCX150の特徴(リリースより)

●「美しさと力強さ」をコンセプトに、先進感と上質感を追求したスタイリング
流麗で伸びやかなフォルムを基調に、フロントからリアまで連続的に変化のあるボディー曲面で構成。省電力に寄与するLEDを採用した新デザインの灯火器類とあいまって、先進性と上質感をさらに高めたスタイリングとしています。カラーバリエーションは、上質な装いを表現した「キャンディラスターレッド」、精悍で落ち着きある印象の「ポセイドンブラックメタリック」、クリーンで上品な印象の「パールジャスミンホワイト」、上品さと落ち着きを表現した「ブライトブロンズメタリック」の4色を全タイプに設定しています。

●高い動力性能と環境性能を両立させたパワーユニット
燃費の良さや扱いやすく力強い出力特性などで好評の、軽量・コンパクトな水冷・4ストローク・単気筒エンジン「eSP」の一部仕様を変更し進化させています。
さらなる快適な走行を目指し、エアクリーナー及びエキゾーストマフラーの形状・内部構造を見直すなど高回転域における出力向上を実現するとともに、ドライブフェイスとドリブンフェイスの形状を大型化し変速比の幅を拡大することで、低速域の加速力と中高速域での伸びのある走りを両立させています。

●快適な走行に配慮した車体・足回り
フレーム構造を従来モデルのアンダーボーン構造からダブルクレードル構造へ変更し、フレーム剛性を高めるとともに、フロントカバーのステー部を鉄製から樹脂製とすることで軽量化を図ったほか、サイズ変更によるワイド化で剛性を高めたタイヤと、新設計により軽量化した前後ホイールの採用で軽快感あるハンドリングを実現。また、リアサスペンションのエンジン側取り付け部を後部下方へ変更し、サスペンションのストローク量を増やしたほか、シート形状を変更するなど、各部の見直しを図ることで、より快適で軽快な走行を実現しています。

●使い勝手を考慮した充実の装備
・Hondaスマートキーシステムを新たに採用。スマートキーを携帯し車両に接近することで、衣類のポケットなどからスマートキー自体を取り出すことなく、メインスイッチノブの解施錠や、シート、フューエルリッドなどの解錠に必要なシーソー式スイッチの操作を電子制御で実現
・時計、平均燃費計などを装備したデジタルメーターを採用
・フロントパネル左側のインナーボックスには、500mLのペットボトルを収納可能な
容量を確保するとともに、携帯端末などの充電ができるアクセサリーソケットを装備

●PCX150/PCX150<ABS>の専用装備
・ETC車載器、アンテナの簡単な取り付けを考慮した専用設計
・PCX150には、フロントのみが作動するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を
採用した、PCX150<ABS>をタイプ設定。

主要諸元(リリースより)


■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/Honda Vietnam Co., Ltd.  製造国/ベトナム  輸入事業者/本田技研工業株式会社
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます

Source: WEBヤングマシン

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