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スバル英国クリス氏「我が社のクルマからMTは消えるだろう」

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スバルのファンを動揺させるニュースが
ジュネーブ・モーターショーで明らかになった。
スバルUKのマネージング・ディレクターであるクリス・グラハム氏が、
将来は同社のクルマからマニュアル・トランスミッションは姿を消すだろうと、
英国の自動車情報メディア『Auto Express』に語ったというのだ。

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グラハム氏の説明によると、
同社はその代わりに高度運転支援機能「アイサイト」をはじめとした安全性に注力していくという。
「アイサイト」とはステレオカメラを採用し、自動緊急ブレーキや車線維持アシスト、アダプティブ・クルーズ・コントロールなどの機能を統合的に制御するシステムだ。現在のスバル車において目玉とも言える先進安全システムだが、確かに現状ではマニュアル・トランスミッション(MT)の車両には搭載されていない。グラハム氏は、MTとアイサイトが両立できるかどうか、確信が持てないと述べている。そして、安全性やアイサイトというスバルの戦略を考えた時、そうしたシステムの搭載がないMT車の販売を続けることは、同社の目的を弱めてしまうと、グラハム氏は言うのだ。 最初は酷いニュースだと思うかもしれないが、まだ我々はパニックになるべきでない。まず、この発表はスバルの英国部門の重役によるものに過ぎず、グローバルなスバル全体を代表した発言ではないということだ。また、一般的に言って、自動車メーカーは同じ戦略を全ての国で展開するとは限らない。例えば日本や欧州では「XV」と呼ばれるクロスオーバーはCVTの設定しかないが、自由の国でありクラッチの国である米国向けの「クロストレック」には6速マニュアルが用意されている。したがって、一部地域ではマニュアルの設定を縮小したり、廃止したりする可能性はあるが、それが全世界共通となる訳ではない。また、「レガシィ」がそうであったように、主要モデルからマニュアル・トランスミッションをなくす方針をスバルが決めたとしても、それを高性能車にまで適用するとは考え難い。もしそんなことになれば、「WRX STI」や「BRZ」のファンは暴動を起こし、フォード「フォーカス RS」やマツダ「ロードスター」の次世代モデルを買いに走るだろう。これらのクルマは全て、ドライバーとの積極的な関わりをなくしては市場で生き残れない。スバルが全車の安全性を向上させたいと考えていることは事実だろうが、同社も利潤を追求する企業である。マニュアルの設定がないスポーツ・モデルは確実に売り上げが落ちるだろう。 心配しなくてもよいのではないかと我々が考えるもう1つの理由は、現在のスバルにはマニュアル・トランスミッションに適合する先進安全システムはないものの、その両立が決して不可能というわけではないからだ。例えばマツダも衝突回避被害軽減ブレーキやレーンキープ・アシスト、アダプティブ・クルーズ・コントロールなどのシステムを設定しているが、これらは同社のMT車にも装備することができる。例えば「アクセラ」の上級グレードなら、これらの機能が搭載されたMT車を、今なら購入することができる。 以上のことを全て考慮すると、スバルが完全にマニュアル・トランスミッションを見捨てる可能性は、ほとんどないと思われる。もし、そんなことが現実になるとしても、それはおそらく、ガソリンで走るクルマが主流でなくなるような、ずっと先の話に違いない。仮にそんな我々の予測をスバルがあっさり裏切ったとしたら、その時は上に挙げたような他社のMT車を買えばいいだろう。
Auto Express

Source: 新車速報 Car Drive

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