異業種からの参入が相次いでいるEV業界ですが、昨年9月には掃除機や空調家電メーカーとしてお馴染みの英「ダイソン」が、2020年までに既存のEVとは根本的に異なるEVを発売すると発表しました。
日本や中国における家電販売が好調な同社は、2017年12月期決算で営業利益が過去最高を更新。
新聞報道によると、EVの自社開発に際し、アストンマーティンなどの自動車メーカーから人材を引き抜いているそうで、コアとなるモーターやバッテリーに関しては制御技術を含め、家電製品で培った技術を活かしているようです。
バッテリーにはリチウムイオン電池に代わり、コンパクトで高容量(約2倍)、充電が容易などの特徴を持つ「全固体電池」を採用予定で、その開発に約1,500億円を投じる模様。
2ドアクーペスタイルのEVになるようで、ワールドプレミアは早ければ来秋になる可能性も。
創業者でチーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏によれば、開発は順調に進んでいるようで、ユニークな構造を持つ商品が自慢のダイソンだけに、今後どんなEVが登場するのか大いに注目されます。
(Avanti Yasunori・画像:DYSON)
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