キャデラックのDセグメントモデル「ATS」は、ドイツプレミアム御三家に対抗すべく送り出したモデルといえますが、日本での遭遇率はメルセデス・ベンツCクラス、BMW3シリーズ、アウディA4と比べても当然低くなります。それでも彫刻的なエクステリアに遭遇するとハッとさせられる存在感の高さを感じさせます。
このクラスに欠かせないのが、スポーティグレードの存在。ATS-Vは、BMW M4やメルセデス・ベンツC63 AMGあたりがライバルといえそう。
そのATS-Vに、わずか5台という限定車の「ATS-V VECTOR BLUE SPECIAL」が加わります。日本初上陸になるブルーのボディカラーとスパルタンな足まわりが特徴で、3月3日から販売を開始します。
ベースのATS-V(ATS-Vセダン Spec-B)は、Vシリーズ史上、最小最軽量でありながら圧倒的なパワーを誇るモデル。5台限定のキャデラック「ATS-V VECTOR BLUE SPECIAL」は、「ATS-V」のスパルタンな走りをさらに際立たせる「ベクターブルー」のボディに加えて、ブラックのホイールで足元が引き締められています。
ダークフィニッシュ仕上げの「アフターミッドナイトダークフィニッシュ」の鍛造アルミホイールからは、サーキットから峠まで確かな制動力を発揮するブレンボ社製キャリパーがのぞきます。さらに、通常の赤に代わりダークゴールド6ポッドキャリパーが特別に装備され、レーシング直系であることを主張。
内装は、上品で洗練されたスポーティムードが漂うジェットブラック/サフランインサート/Vカーボンファイバートリムの組み合わせになります。5台限定の「ATS-V VECTOR BLUE SPECIAL」の価格は11,043,000円です。
(塚田勝弘)
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Source: clicccar.comクリッカー