SUBARU/STIは2月22日、富士スピードウェイにおいてニュルブルクリンク24時間レースとSUPER GT GT300クラスの参戦発表を行いました。
2017シーズンはニュル24時間レース、SUPER GTともに受難の年と呼ばざるを得なかったSUBARU/STIですが、今年はニュル24時間レースでのクラス優勝、SUPER GTでのシリーズチャンピオンという、それぞれの大きな目標を達成するためにマシンや体制を強化しての挑戦となります。
ブリーフィングではSUPER GTのドライバーが発表されました。プレスリリースなどでは2月9日にすでに発表されはいますが、昨年に引き続き井口卓人選手と山内英輝選手が参加します。
そしてSUPER GTの総監督は渋谷真さんが担当します。
マシンも昨年の反省点を生かしての改修が施されています。カラーリングが施されていない部分が空力面でのボディパネル改良部分となっています。
カラーリング自体はキープコンセプトとなる模様ですが、そのカラーリングの下に隠れた変更点はかなりの多岐に及ぶようです。
そしてニュル24時間レースの体制発表。
ニュルブルクリンク24時間レースはSUBARU/STIの社内呼称ではNBRと呼ばれています。そのNBRの総監督は辰己英治さんとなり、辰己さんはNBRに集中して5度目のクラス優勝を狙います。
そしてドライバーは昨年までの3名に加えて井口選手がNBRに新加入!井口選手は、これまで7度のニュル24時間参戦経験を活かしてクラス優勝に貢献したいと語ります。
また全国の販社から選抜された6名のメカニックもNBRに参加。この参戦の経験を販社顧客への満足度向上にフィードバックするという狙いもありますが、厳しい基準で選抜されたメンバーだけに大きな働きも期待されます。
この日がシェイクダウンということもあって、走行への準備に余念がありません。
ドライバーにとっては2018マシンに初めて触れるということもあり、ペダルのタッチなどを確かめるようにシートを合わせていきます。
そして15時からのシェイクダウン走行。天候はにわかに降り出した雪となりレインタイヤでの走行となりましたが、シェイクダウンメニューを淡々とこなしていきます。
3月22日に日本を旅立つNBRマシン。4月からはニュルブルクリンクに場所を移して熟成作業を進めていき、前哨戦となるVLNレースなどを経て、5月10〜13日のニュルブルクリンク24時間レースを迎えます。
今年はなんとしても優勝!という意気込みを感じるシェイクダウンテストとなりました。24時間の果てに真っ先にチェッカーフラッグをくぐってもらいたい、と言う思いでいっぱいです。
(写真・文:松永和浩)
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Source: clicccar.comクリッカー