2018年1月8日よりマイナーチェンジ版が発売されているトヨタのフラッグシップミニバン・新型「アルファード」と「ヴェルファイア」には、新しくなった『トヨタセーフティセンス』が搭載されています。
進化した『トヨタセーフティセンス』は夜間でも歩行者を認識できるほか、歩行者より高速で道路を横断する自転車も検知できるようになりました。そうした進化を支えているのは、新しくなったセンサー類です。形状を認識する単眼カメラとワイドに物体を検知できるミリ波レーダーを組み合わせているのがポイントです。
そして、その単眼カメラとミリ波レーダーは、いずれもトヨタ系の巨大サプライヤーであるデンソーによって開発されています。
しかも、このカメラ(画像センサー)は、デンソーの発表によれば「従来品に比べ体積を約4割小型化し、搭載性を向上させている」といいます。つまり、アルファード/ヴェルファイアのような大型モデルに限らず、コンパクトカーまで幅広く採用できるカメラユニットに仕上がっていると予想されます。
小型化と同時にコストダウンも期待できる新型センサーの開発は、『トヨタセーフティセンス』の全車標準装備に向けて、着々と歩を進めている証左のひとつといえそうです。
(山本晋也)
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