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■2ストロークエンジンの弱点を解消するオイルシールを新開発 モーターサイクルショーにはじつにさまざまなブースが出展していますが、井上ボーリングはそのなかでも異彩を放っていました。 同社はその名前からも分かるとおり、内燃機の加工を得意とする企業。年を追うごとに環境規制は厳しくなり、車やバイクの動力が内燃機から電気モーターに変わるのも時間の問題……そんな時勢にあって、井上ボーリングが注力するのが旧車のエンジンなのです。 ・ICBM(Inoue boring Cylinder Bore finishing Method) カワサキZ1/Z2やH1/H2など、今やバイク業界の遺産ともいえる旧車・名車の多くに採用されているのが鋳鉄製シリンダーです。走行距離を重ねるごとに徐々にすり減っていくこのシリンダースリーブを、アルミメッキシリンダーに変えるのが「ICBM」。まさに「減らないシリンダー」といえるでしょう。 旧車ユーザーが気になるのが、「自分の愛車はいつまで乗れるのだろうか?」「パーツは共通されるのだろうか?」ということ。もちろん、ICBMがそういった悩みの全てを解決するわけではありません。しか…
続きを読む>>旧車のエンジンに永遠の命を与える! 井上ボーリングの技術とバイク愛がスゴイ【モーターサイクルショー注目TOPICS】