昨年、「2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「ボルボXC60」。その後、「XC60」は「2018北米SUVオブ・ザ・イヤー」も受賞し、デザインと安全性能の高さから世界各国で高い評価を受けています。
また、マツダの7人乗りフラッグシップSUVとして注目されている「CX-8」は、発売から1か月で月販目標台数のおよそ10倍、1万2000台を超す受注を受けているとのこと。「CX-8」の試乗会の時、「マツダにしては強気の値段設定にしてしまって心配」との声が関係者内から聞かれましたが、そんな心配は無用だったようです。
車名も「CX」と「XC」と似ていて紛らわしいのですが、どちらもSUV。
ちなみに「X」がついているクルマと言えば、日産の「エクストレイル」もありますが、先ごろデトロイトモーターショーで次期型エクストレイルでは?と噂されるコンセプトモデル「Xmotion(エクスモーション)」が公開されています。
ちなみにこれらの共通点はすべて「X」。おそらくこれらの名前の由来は「日産エクストレイル」が若者に人気のスポーツ「Extreme(エクストリーム) 」に由来するように、「X」にはアクティブ感があるということもあるのかおしれません。
そしてまさにその「X」の名前がついている「BMW X」に新しいラインアップが加わりました。
「BMW X2」。BMWの最もコンパクトサイズ「X1」の派生版で、クーペライクでちょっと質感が高くなったバージョン。そしてこれまでより若者や広い層を狙ったターゲットは、去年、アウディから登場した「Q2」とまさにガチンコのコンセプト。
日本での発売は今年5月頃、欧州での発売は今年3月を予定していて、試乗記に関しては2月5日0時01分解禁までお預けですが、その前に前夜のプレゼンテーションの様子をご紹介します。
国際試乗会の舞台は、ポルトガルの首都、リスボン。この地を選んだのは、活気があってしかも歴史があること。さらに欧州の中でもこの時期、温暖で天気も安定しているということもあるようです。
宿泊しているホテルから会場までは、貸し切りのトラム。着いた先は橋のたもとにある「アンダーグラウンドヴィレッジ」。
到着すると出迎えてくれたのは、ライトアップされた2台の「X2」と大音量の音楽。そして、DJブースとなっているコンテナの上にカモフラージュの「X2」などが、「X2」の世界観を表現しています。
そこに透明のドームを作ってのプレゼンテーション&食事。
私は、あることを思い出しました。そういえば約1年前に、アウディのコンパクトSUV、新型「Q2」の国際試乗会でもスイス・チューリッヒで同様に宿泊ホテルからトラムを貸し切って連れていくという演出でした。
ちなみにアウディはその後はレセプションパーティのみでお洒落なレストランで食事。翌日は飛行機の格納庫の跡地が出発地でしたが、やはり若年層を意識したような演出で、こういった部分からも同じような世界観を持つクルマということが伺えます。
(吉田由美)
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Source: clicccar.comクリッカー