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80~90年代日本車のグッドデザインを振り返る本シリーズ。今回は、高級車でありながらドライバーを最優先とした、新時代のハイパフォーマンス4ドアセダンに太鼓判です。 90年代を迎えて高級車にも多様化が進む中、トヨタは、9代目クラウンにより上級を志向する新シリーズ、マジェスタを追加。これをベースに、走行・動力性能に磨きをかけて開発されたのが、1991年登場の初代アリストです。 ハイパフォーマンスを指向するボディは、高級車としては異例のウエッジシェイプ。あたかも、ひとつのカタマリから削り出されたような彫刻的造形は「ソリッド・フォルム」と名付けられました。 「平面から曲面」「線ではなく面」のテーマでまとめられたボディに余計なラインは皆無。パネルは徹底的に面一化が図られ、さらにボリューム感のあるプレスドアを採用することで、ロングキャビンのワンモーションフォルムを効果的に演出します。 超スラントのフロントフェイスは、シンプルなランプとグリルの組み合わせでスポーティでありつつ端正さも。対するハイデッキのリアは、ブラックのガーニッシュと一体化された大型ランプが、高いクオリティと近未来感を打ち出します。…
続きを読む>>【ネオ・クラシックカー・グッドデザイン太鼓判】日伊合作。彫刻的ボディのハイパフォーマンス4ドアセダン。第40回 トヨタ アリスト(初代)