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●Mazda3のフレームなどに新たな高張力鋼板を採用 100kgの軽量化により、1km/L程度の燃費向上に寄与するという話(一般論)があります。軽量化にはいろいろな方法がありますが、自動車構造材の材料を変える(材料置換)ことは、有効な手段といえます。 CFRPの採用やオールアルミ化は一部の高級車やスポーツカーで採用されているものの、コスト、あるいは成形加工などの面でまだ量販モデルに使うのは難しいという事情があります。 そこでスチール(鉄)を薄く軽くすることで、軽量化を図るのが昔からの手段。現在では、ハイテン材(高張力鋼板)から超ハイテン材(超高張力鋼板)への移行が進みつつあります。日産は新日鐵住金と共同開発した世界初の高成形性980MPa(メガパスカル)級超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)を採用拡大すると、2018年6月にすでに発表済み。 なお、普通の鋼板も高張力鋼板もヤング率(縦弾性率、縦弾性係数)は大して変わらないのですが、プレス成形性の向上により使える超高張力鋼板が使える部材が増えることで、使用率が高まり、軽量化に寄与することになります。もちろん、超高張力鋼板は通常の高張力…
続きを読む>>マツダが1310MPa級の高張力鋼板冷間プレス部品を世界で初めて開発。Mazda3に採用へ