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ボルトオンターボ+オートマの可能性
280馬力の加速を楽しむためのATチューンド!
ショップデモカーとしては非常にめずらしいAT仕様のBRZにHKS製のスーパーチャージャーキットを組み合わせてきたのはデューク福井。イージードライブをこなしながら、ワインディングやサーキットでの走りまで楽しめるクルマにすることをコンセプトに作られたデモカーだ。
「基本的にエンジン本体はノーマルのままHKSのスーパーチャージャーキットとオプションのインジェクターキットを取り付けて、ECUの現車合わせセッティングをしています」とは代表の野村さん。それでもブースト圧0.7キロで約280psにまでパワーアップするのだから、NAの時とは比べものにならないほどパワフルに加速する仕様に仕上がっているはずだ。
また、足回りはHKSのハイパーマックスIV GTに交換して街乗りとサーキットを両立しつつ、GDBキャリパーの移植でブレーキ容量もアップ。増大したパワーにも負けないサスペンションとブレーキを手に入れた仕様に仕上がっている。
取材協力:デューク福井
スペック
■エンジン:FA20改(280ps) HKS GTS7040Lスーパーチャージャー、フラッシュエディター、大容量インジェクター、エアクリーナー、インタークーラー、エキマニ、触媒、60φマフラー
■ドライブトレイン:4.3ファイナルギヤ
■サスペンション:HKS ハイパーマックスIV GT(F8kg/mm R6kg/mm)
■ブレーキ:GDB純正キャリパー流用/エンドレス パッド
■ホイール:グラムライツ57ゲッター(9J×18+35)
■タイヤ:ゼスティノ07RR(255/35-18)
■インテリア:ピボット ブーストメーター/レカロ バケットシート
■エクステリア::トラスト リップスポイラー
エンジン本体はノーマルのまま、HKS製のスーパーチャージャーキットを装着。さらにオプションの大容量インジェクターキットを追加で取り付けることで、ブースト圧を0.7キロまで高めて280psを達成している。
AT車はトルクフルなエンジンになると乗りやすくなるので、大排気量NAエンジンのような特性になるHKSのGTS7040Lをチョイス。アタックを担当した佐藤キミヤも「想像していた以上に乗りやすいしスポーツカーしています」と高評価だ。
排気系はエキマニ、スポーツキャタライザー、マフラーと全ての製品で揃えている。今後はエアロなども手を入れていきたいそうだ。
足回りは街乗りの乗り心地とスポーツ走行の両立に定評のあるHKSのハイパーマックスVI GT。ブレーキはGDBインプレッサのキャリパーを流用し、エア抜きをしてから逆向きに取り付けている。
ピポットのブースト計がエアコンの吹き出し口に納められていることと、シートがレカロに換わっている以外はいたってノーマルな室内。軽量化していなくても280psあればATでもじゅうぶんスポーツ走行を楽しめるお手本のようなクルマだ。
デューク福井 野村さん
「オートマでも楽しく乗れてスポーツ走行で速さが味わえるように作ったBRZです。ファイナルギヤをローギヤード化することで、オートマ車でもレスポンス良く走れるようにしているのもポイントですね」
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Source: clicccar.comクリッカー