目次
価値が高まり続けているエクステリアチューンの定番パーツ「GANADOR Super Mirror」
マフラーの開発ラッシュがすべての原因
00年代に車検対応の可倒式エアロミラーとして一斉を風味した、ガナドールのスーパーミラーという製品をご存知だろうか。それまでエアロミラーと言えばショップが得意車種に向けてオリジナル製品を作っていたくらいで、敷居が高いスタイルアップパーツだった。
そんな市場を開拓しようと、ガナドールが車種別のエアロミラーを開発。可倒式ギミック搭載の車検対応モデルでありながら、電動式で装着も純正の取り付け穴を使用するポン付け設計ということから人気が爆発。エアロミラーをエクステリアチューンの定番パーツにまで押し上げたんだ。
しかし、30プリウス用を最後に突如販売停止。それでも人気は高まる一方で需要のみが増加、結果として中古相場が高騰していって2018年現在では程度が良いものだと10万円オーバーという状況なのである。
定価の3倍近くで取引されている現状、当のガナドールはどう思っているのだろうか…。再販すればいいのに…。などと、さまざまな想いを胸に、ウェブオプ取材班はガナドールに突撃電話取材を敢行しました!
ウェブオプ「あの、ガナドールのスーパーミラーってなんで販売しなくなったんですか?」
ガナドール「ちょうどマフラーのほうの開発に集中したい時期だったのが大きいですねぇ」
ウェブオプ「え??? それだけ??? 一説ではミラーを電動可変させる内部モーターが手に入らなくなったって聞きましたけど」
ガナドール「それはないです。普通に手に入りますよ。もうひとつ大きな理由があって、新型車ってミラーの台座がピラー側ではなくドア側にあるタイプが多くて。あれって本当にデザインが大変で、破綻せずにガナドールのテイストを盛り込むのが限界にきていたんです」
ウェブオプ「中古で10万円以上とかふざけた価格になってるんですけど…」
ガナドール「うれしいような悲しいような…という心境です」
ウェブオプ「エアロミラーが欲しいユーザーは号泣ですよ! 再販する気はないんですか!?」
ガナドール「いまのところないですね。もちろん型や設計図などは残っていますけどね。
ウェブオプ「もうこうなったら、型くださいよ! ウチで生産しますよ!」
ガナドール「すみません。たまにショップさんから連絡がきて、販売権利を売ってくれって!って言ってくるケースもありますが、すべて断ってます」
ウェブオプ「頑固者!」
ガナドール「だって、どんなクオリティで仕上がってくるかわからないじゃないですか。ガナドールのネーミングで粗悪品だったらユーザーに申し訳ないでしょ」
ウェブオプ「それはたしかに…。何度も聞きますけど、再販はぜったいにない!?」
ガナドール「ないです。それより新作マフラーの取材してくださいよ。スイフト用がかなりいいデキなんです」
ウェブオプ「ミラーが再販したら取材いきますよ…」
ガナドール「…」
ガナドールのスーパーミラーが欲しくて欲しくてたまらないユーザーの皆様、もう高くても買っちゃいましょう。今後、値段は上がる一方ですよ…。
取材協力:ガナドール
あわせて読みたい
Source: clicccar.comクリッカー