ロータリーの老舗が提案する純正タービン活用術!
常時ツインターボ仕様で速さを追求!
ロータリーチューンの老舗パンスピードが持ち込んだFD3Sは、純正シーケンシャルツインターボ改の常時ツインターボ仕様。谷間のない加速が魅力の360psという定番のブーストアップ仕様だ。
パンスピードでは、かねてよりタービンの負担軽減やシーケンシャル制御の切り替わりで起こるトルク変動などを嫌い、常時ツインターボ化を推奨。それにくわえて、Vマウントや吸排気の最適化、F-CON Vプロによる綿密なエンジンマネージメントを行うことで、全域トルクフルなブーストアップ仕様を完成させている。
足まわりは、ザックスベースのオリジナルサスペンションを軸に、ゴムブッシュをウレタンブッシュに変更。ピロのようにボディに振動が伝わりにくいので快適性も高く、ゴムブッシュよりもヨレが少ないのでサーキット走行でもしっかりとした接地感が生まれるそうだ。
そしてエアロは、片側10mmワイドになるオリジナルワイドボディで武装。街中でも不満が出ず、ワインディングでも安心して走れ、サーキットでもタイムが出せるオールマイティなパンスピードFD3S。老舗らしい安定感のあるチューニングプログラムだ。
取材協力:パンスピード
スペック
■エンジン:13B-REW改(360ps) 常時ツインターボ仕様/パンスピード オリジナルマフラー、Vマウント(ブリッツ改オリジナル3層インタークーラー+DRLアルミ3層ラジエター)/RE雨宮 パワーエキスパンダーEX/HKS F-CON Vプロ/ブリッツ SBC/HPI 19段ツインオイルクーラー
■ドライブトレイン:ATS カーボンツインプレートクラッチ、カーボン2ウェイLSD
■サスペンション:ザックスベースオリジナル車高調(FR16kg/mm)/ウレタンブッシュ
■タイヤ:ディレッツァ ベータ02(255/40-17)
■エクステリア:パンスピード フロントフェンダー、サイドステップ、ワイドフェンダー(片側10mmワイド)、GTウイング
常時ツインターボ化を軸にしたパンスピードのスタンダードなブーストアップ仕様。F-CON Vプロで綿密に制御することでブースト圧0.9キロ時に360psを発揮する。
ロータリーエンジンは吸気温がシビアなので、ブリッツ製3層インタークーラー&DRL製アルミ3層ラジエターを組み合わせたオリジナルVマウントを装着。そのほかHPI製19段ツインオイルクーラーを装着するなどクーリング対策も万全だ。
ブリッドのフルバケや追加メーターは装着しているが、ストリート仕様ということでその他はノーマル然としたインテリア。当然、内装やエアコンも残している。
サスペンションはザックスベースのオリジナルで、バネレートは前後とも16kg/mmをセット。ストリートでの快適性とサーキットでの走行性能の両立を考え、ブッシュ類はオリジナルのウレタン製に変更される。
片側10mmワイドになるボディキットは、シンプルながらもノーマルボディにはない迫力をプラス! ワイドフェンダーはトレッド幅拡大が可能になることや、スタイルアップなどのメリットがある。
パンスピード 佐藤さん
「このクルマは、本当に特別なことをしていないウチの定番ブーストアップ仕様です。ユーザーさんに気軽に乗ってもらえる試乗車的なクルマですね。やっぱりチューニングカーって乗ってみないと良し悪しがわからないですからね。あくまでも快適に、それでいて走りも楽しめるユーザー目線のFD3Sです!」
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Source: clicccar.comクリッカー